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もうすぐ「ココロの動画」上映会

自分の「宣伝する」という能力の無さ。
なんだろこれ。嫌になります。

でもなあ、不器用に生きる若い子が
中には極端に文章作成の苦手な特性ある子が、
答えのない問いに向かい表現する。

アートワークで「自分」を表現し、
それをきっかけに自分と対話し、
自らの過去現在未来を語り始める。
その物語=ナラティヴを
マルチメディアを活用して動画に仕上げる。

世の中こんなもんだ
こうやっときゃいいんだろ
自分は勝ち組だ

そんな奴らには決して作れないもの。
他人に心を閉ざし自分を否定しながら
苦しみや悲しみをいくつもの夜に溶かして来た
地べた這いつくばってもがいて来た
そんな若者が搾り出す表現。

許可を得てプレスリリースなどに
写真を使っている若者。
14歳から30歳の今まで引きこもっています。
この笑顔、いいでしょ。
ワークショップ何回目かの感想にこうあったんです。

「家族以外の人とも自分が笑って話せていることに驚いた」

これだけでもやってよかったと思います。
ホンマに。

でも参加者それぞれの「ココロの動画」
1人でも多くの人に見てほしいです。
1人でも多くの人から率直な感想を本人に届けてほしい。

宣伝力がなく人が集まる気がしない。
ギリギリまで来てもらう努力はするけど、
少しでも気になる人はぜひぜひ足を運んでいただきたいです。

動画制作、佳境です。
この時各段階でのスタッフとの対話が若者の世界観を大きく動かします。
そして上映会での他者からの感想や声掛けも自己肯定感に大変大きな影響を与えるんです。

そして動画をきっかけとして、参加者か孤独・孤立の問題を考える対話の場にもしたいと思います。
ぜひ会場でお会いしましょう。

ナラティヴ・ラボ
「ココロの動画」公開上映会&対話会


2023年3月25(土) 17:30開始
みんなの森ぎふメディアコスモス
1Fかんがえるスタジオ

ナラティヴ・ラボが、1月から開催しているワークショップ「DSTプロジェクト」参加の若者が制作した動画の上映会を3月25日(土)にみんなの森ぎふメディアコスモス(岐阜市)にて開催します。

毎回行われる自己紹介やドキュメンタリー映画鑑賞をきっかけとした意見交換・コミュニケーションのワークや「自分」をテーマにしたアートワークと意見シェアのワークを行い、都度心の中に生まれた気づきや思いをまとめ自分を表現する「デジタルストーリーテリング」(ココロの動画)を制作し、上映会で意見をシェアします。

■プロジェクトの主旨
今、若者の「生きる力」を育む教育が求められています。自己肯定感が低く、安心・安全な居場所が無いために孤立感を抱く若者が多く見られます。SNSでのコミュニケーションが進む中で、自己表現や他者理解、信頼関係を作ることが苦手です。一方で教育現場では、アクティブラーニングの導入が進み、主体的な学びの方法論が模索されています。この「DSTプロジェクト」は共感と相互理解の場で自分の経験(=ナラティヴ)をテーマにマルチメディアを活用した「コミュニケーション」「創作」「表現」のアクティブラーニングです。教員・公認心理師・キャリアカウンセラー・人材教育の専門家などが集まり参加者を支援します。

■見所
16歳~30歳の若者6名が、連続6回のワークショップに参加し、その内容をもとに「デジタルストーリーテリング」(ココロの動画)を作成。ひきこもりや不登校などそれぞれ孤独・孤立の状態に直面しながら現代を生きる若者たちが、心の中を以下のプロセスで表現しました。
①ワークショップ参加を通して自分の心の動きを記録する。
②その記録を文章にまとめる。
③完成した文章を自分の声でナレーション録音する。
④音声に写真やイラストなどの静止画を付けて動画に仕上げる。
⑤動画を上映会でシェアする。
動画制作過程で表現を繰り返すことにより内面のアウトプットと自己客観視が進み、また参加者同士やスタッフとの対話も影響を受けていきます。「自分が見える・お互いが見える」DSTのワークを通して変化していく姿も上映会で明らかになります。

ぜひぜひ足をお運びいただき、若者のココロに触れてみてください。コミュニケーションの場も設けます。ざっくばらんにお話しましょう。お待ちしております。

詳しくは
https://narrativelabo.com/?page_id=167

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