アクティブ投資ロボアドバイザーTitan/カスタマーエンゲージメントと電子決済の統合プラットフォームPaystone/企業向け金融プロフェッショナルマッチングParoが資金調達ほかー7/19週注目のFintechニュース
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アクティブ投資ロボアドバイザーTitan/カスタマーエンゲージメントと電子決済の統合プラットフォームPaystone/企業向け金融プロフェッショナルマッチングParoが資金調達ほかー7/19週注目のFintechニュース

ユダマサキ@Z Venture Capital | フィンテック情報

こんにちは。Z Venture Capitalの湯田(twitter: yudamasak1です。
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資金調達

1. Titan/アクティブ投資ロボアドバイザー

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設立:2018/米国NY
調達金額:$58M/SeriesB
主要投資家:Andreessen Horowitz(a16z), General Catalyst, BoxGroup、Ashton Kutcher's Sound Ventures他
URL:
https://www.titan.com/

ミレニアル世代を含む多くの個人投資家がデイトレードをするようになったが、その種類は大きく2つに分類されている。ETFやロボアドバイザーなどを介するパッシブ投資と直接銘柄へ投資するアクティブ投資だ。どちらも若い世代の関心に支えられ急成長しているが、Titanは彼らに第3の選択肢を与えようとしている。Titanは、いわゆるヘッジファンドなどの投資戦略を透明化して個人投資家に提供する。大きく3つのリスクレベルに応じたポートフォリオオプションを用意しており、投資家の要件を満たすためのヘッジが自動的に含まれる仕組みになっている。具体的には、S&P 500をアウトパフォームすることを目的として20の大型株で構成されるTitan Flagship、中小企業のポートフォリオであるTitan Opportunity、海外新興国のポートフォリオであるTitan Offshore、加えてCryptoのポートフォリオ等から投資戦略を選択できる。ポートフォリオの各戦略はTitanの社内投資チームによって厳密かつアクティブに管理されている。個々の株をアクティブに選択することで、他のロボとはパフォーマンスで差別化を図り、かつ手数料などはヘッジファンドよりも低料金となっている。過去12か月500%の成長を遂げ、ローンチから3年余りでユーザー数は30,000人、今年後半には管理資産(AUM)が10億ドル達すると予想している。

記事:https://techcrunch.com/2021/07/20/titan-valued-at-450m-as-a16z-leads-58m-series-b/

2. Paystone/カスタマーエンゲージメントと電子決済の統合プラットフォーム

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設立:2009/カナダ
調達金額:$23.8M
主要投資家:CréditMutuelEquity他
URL:
https://www.paystone.com/

多くの企業にとって新規顧客の獲得だけでなく既存の顧客との関係性は重要だ。それもオンラインだけでなく、オフラインも同様に重要だ。現在企業はその問題に対応するために様々なマーケティングツールを導入している。Paystoneはカスタマーエンゲージメントのソフトウェアと支払い機能を組み合わせた1つの統合プラットフォームを提供している。Paystoneを使えば、企業は友達の紹介やレビューといった顧客の行動に対する報酬としてギフトカードの発行やロイヤルティおよびリワードプログラムをたった一つのプラットフォームで追加の料金なしで利用することができる。電子決済の仕組みとカスタマーエンゲージメントのツールをシームレスに組み合わせた統合プラットフォームは、市場に他にはないソリューションだ。元々Paystoneは決済ソリューションのみを提供していたが、過去18か月間に5件の買収を行うなど、非連続な形で統合ソリューションを作り上げている。今回のフランスの大手金融機関の1つであるCréditMutuelAllianceFédéraleのプライベートエクイティ部門であるCréditMutuelEquityからの調達を戦略投資に活用していく見込みだ。

記事:https://techcrunch.com/2021/07/23/payments-company-paystone-raises-23-8m-to-help-service-based-businesses-engage-with-customers/

3. Paro/企業向け金融プロフェッショナルマッチング

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設立:2015/米国シカゴ
調達金額:$25M/SeriesB
主要投資家:Revolution Ventures, Sierra Ventures, KGC Capital, Madrona Venture Group他
URL:https://paro.io/

ここ1年で人々の働き方は劇的に進化した。ERPの実装、資金調達、M&Aサポートなどの複雑な財務系のプロジェクトでさえ、リモートの作業環境で効果的に実行できるようになった。ParoはCFO、コントローラー、会計士など、高度に専門化されたフリーランスをネットワーク化した上で、独自のAIで支援が必要な企業とのマッチングを行っている。それに際し、専門家が面倒な作業をなくし本質的な作業に集中できるよう、バックオフィス機能の多くを自動化する「フリーランサーオペレーティングシステム」と呼ぶワークフローシステムも提供している。オンデマンドで財務機能を提供するサービスはPilotなどを筆頭に大きく注目されている分野だが、Paroは高度な金融人材に特化(厳しい審査プロセスを経て、応募者の2%しか採用していない)することでPilotなどの簿記中心のサービスとは差別化している。今回は2019年9月、シリーズAで$10Mのラウンドに続く調達となった。

記事:https://www.businesswire.com/news/home/20210720005064/en/Paro-Announces-25-Million-Series-B-Funding

<その他資金調達>

1-click checkoutサービスを提供するBoltが$4 billionの時価総額で$333Mを調達予定

ヨーロッパの企業向け支出管理自動化プラットフォームSoldoがシリーズCで$180Mを調達

オーストラリアの中小企業向け人材、給与、福利厚生プラットフォームEmploymentHeroがシリーズEでA$140Mを調達

フランスの企業向け支出管理サービスSpendeskが$118Mを調達

401(k)プラットフォームVestwellがシリーズCでWells Fargo, Morgan Stanley, Goldman Sachs等から$70Mを調達

イギリスのオープンバンキングAPIを提供するYapilyがシリーズBで$51Mを調達

カナダの住宅売買プラットフォームProperlyが$35Mを調達

商業用不動産向け融資取引プラットフォームLevが$30Mを調達

オーストラリアの債権回収デジタル化InDebtedがシリーズBでA$25Mを調達

B2B決済プラットフォームDwollaが$21Mを調達

金融機関向けのAIを活用した財務データ抽出サービスDaloopaがシリーズAで$20Mを調達

金融書類のワークフローをデジタル化するLighticoがシリーズBで$15Mを調達

会計事務所向け請求管理サービスAnduinがシードラウンドで$14Mを調達

債権回収業務向け音声分析AIを提供するProdigalがシリーズAで$12Mを調達

クレジット構築スタートアップEsusuがシードラウンドで$10Mを調達

企業向けリアルタイム融資のArtis TechnologiesがシリーズAで$7Mを調達

ノーコード決済プラットフォームWhenThenが$6Mを調達

PFMプラットフォームMonarch MoneyがシードラウンドでAccel等から$4.8Mを調達

<IPO>

韓国のネオバンクKakaoBankが$2.2 billionでIPO

オンライン不正検知Riskfiedが$3 billionでのIPOを目標

イギリスのチャレンジャーバンクMonzoが2023年までにIPOの可能性

<M&A>

VISAがクロスボーダー決済プロバイダーのCurrencycloudを£700Mで買収

Bill.comが競合のスモールビジネス向け売掛金自動化ソフトウェアInvoice2goを約$625Mで買収

KlarnaがドイツのディスカウントショッピングアプリStocardを€113 millionで買収

保険ユニコーンBolttechがデバイス保険等を提供するi-suranceを買収、ヨーロッパ全体での拡大を加速

その他Fintech関連

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Z Venture Capital(ZVC)のフィンテック担当🦄/PayPay Accelerator Programを運営/週刊金融財政事情「Fintech+」にてコラムを連載(第46-51回)/↓noteで毎週Fintechニュースを発信