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鬼ヶ淵

抽象画を描きました。

昨日からドラッグストアに売っている酸素缶を手元に用意して、30分に1回くらい吸っています。なかなか捗ります。

■ 今日の1枚

鬼ヶ淵 2022.9.19

とても好みの絵が描けました。金屏風のような表現が好きなので、そういう感じが出せて気に入っています。赤もキレイに出ました。

制作時間は5分。最後にiPadの写真アプリでビビッドフィルターをかけて仕上げました。

今回もフリーホラーゲームのタイトル画面にできそうだったので作ってみました。

フリーホラーゲーム『鬼ヶ淵』

沼鬼(ぬまおに)から逃げるゲームです。キャラクターは等身低めのドット絵。「鬼ヶ淵」の土地から脱出することができたらゲームクリアです。

いい絵が描けるとこういうビジュアル作りも捗るので嬉しいです。

■ CDジャケットにしてみた

鬼ヶ淵

妖怪シリーズのアルバムジャケット。とても気に入っています。実際にアルバム作ろうかなと思うくらい。

「鬼姫」や「慧眼の園」「叢雲」「六つ子峠」などが収録されているといいなぁと思います。ついでなので過去にupした叢雲と六つ子峠の音源を貼っておきます。

■ 文庫本の表紙にしてみた

『鬼ヶ淵』

タイトルの書体だけでかなりイメージが変わるのが面白いです。今回は鬼ヶ島奇々先生ではなく、坂ノ上先生の本ということにしました。

内容は、先生と探偵助手の小西坂くんが『鬼ヶ淵』と呼ばれる土地に赴き怪奇事件を解決する話。先生は相変わらずその土地の食べ物に夢中。民泊の宿泊者はご当地土産の「鬼の尻まんじゅう」がもらえます。

 夕食を食べ終わるなり、先生は歯を磨いて床についてしまった。
「僕は明日の午前2時22分に起きますが、君は朝食まで寝ていても構いません」
「え……2時22分? その時間に何か意味があるんですか?」
「特にありませんが……強いていうなら朝目が覚めて最初に見る数字がゾロ目だと嬉しいので」
 そんなことを本気で言い出すものだから、俺はいつも先生に呆れている。
「大浴場に来てみたはいいものの……」
 食休みの時間だからか、大浴場には人もまばらだ。一番大きな浴槽で小さな子どもが足をバタつかせながら泳いでいる。体を洗って露天風呂に行ってみることにした。
「おう、さっきのあんちゃんか。ツレの旦那はどうした?」
 露天では夕食の席で一緒になった体格のいい男性が岩に囲まれた湯船に浸かっていた。
「それが、もう寝ちゃったんですよ。なんだか夜中に起きようとしているみたいで」
 そういえばゾロ目の目覚ましに気を取られ、先生がなぜ夜中に起きるのかを聞きそびれてしまった。
「夜中? ああ、鬼火を見に行くのか」
「鬼火?」
 初耳の単語だ。詳しく聞きたい。
「運が良けりゃ見れるんだ。一人で見るにはロマンチックすぎるが、それなりにきれいなもんだぜ」
 そんなものにあの先生が興味を示すのが不思議だった。むしろ先生なら、鬼火を科学的に説明してロマンチックな雰囲気を壊す方が得意だろう。
『鬼ヶ淵』より

珍しく小西坂くんの一人称視点のお話。どちらの視点で書くか、はたまた三人称にするかによって描くべきシーンや構成が変わってくるだろうなと考えるのが面白いです。

先生の視点だと夜中に起きる理由に関しても地の文で説明があるはずですが、今回はそれがないのでひたすら変人に見えます。こんな感じで、主人公が地の文で他者に対する印象を綴る場面が好きなんですよね。

ドラマや漫画だとテンポが悪くなってしまうような思考の圧縮が可能なのが文章のいいところだと思います。一定のスピードで流れていく『時間』というものにとらわれることなく、決して少なくない情報を差し込むことができる。

だから自分があえて『小説』という媒体を選ぶときは、その良さを上手く使っていけると良い気がしています。

■ おわりに

どうしてもどうしてもどうしても頭が働かなくて、食べたくもない甘いものばかり食べてしまうし、呼吸は苦しいし、かなり絶望的な気持ちでいたのですが、少しでも楽になる方法が見つかってよかったなあと思いました。酸素缶はしばらく続けてみようと思います。

今朝は文庫本の表紙まとめ記事を更新したのですが、また新しい10作のアンケートを行なっているので、Twitterアカウントがある方はぜひ。リプライ欄で匿名投票できます。

あと何気にアコギの基礎練も続けているので、そのうち曲ができたりするかもしれません。曲作りたいよ〜。今は何も出てこないけど。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!

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