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「昼下がり、散歩道にて」寸劇脚本 【寸劇探偵シリーズ#7】

寸劇探偵シリーズ7作目「昼下がり、散歩道にて」の寸劇パートのセリフ脚本です。シリーズ全体のまとめはこちらから。

【今回の登場人物】
・先生・・・探偵事務所の主。猫探しの依頼を受けている。
・小西坂くん・・・先生の助手。探偵事務所に住み込みで働いている。
・老婦人・・・庭のある家に住んでいる。
先生:
そうだ、小西坂くん
今から散歩に出かけましょう

小西坂くん:
え? まあいいですけど……
ついでに夕飯の買い出し済ませてもいいですか?

先生:
ええ、構いませんよ

小西坂くん(心の声):
この辺ってたしか……猫を探してる依頼人の家の近くだよな

小西坂くん:
先生、いつもこんな所まで歩きに来てるんですか?

先生:
いえ、この辺りは今日が初めてですね
……こんにちは、ご婦人

老婦人:
ご婦人だなんてやぁね、ばぁばでええのよ

先生:
ハハ……こんなお美しい女性にとんでもない

小西坂くん(心の声):
いや、キャラ違くね!?

先生:
この辺りはよく猫が通りますね
このお庭にも遊びに来るんですか?

老婦人:
そうさねぇ、いろんなのが毎日くるねぇ
一昨日もうちのタマ公が新しいのを連れてきたんだよ
一緒に餌を食べさせてあげてねぇ……

先生:
小西坂くん、にぼしちゃんの写真を

小西坂くん:
はい、どうぞ

先生:
そのタマ公さんというのは、こちらの写真のネコちゃんではないですか?

老婦人:
ああ、そうだよ!
昔からうちで飼ってるんだ

小西坂くん(心の声):
……ん? どういうことだ?

小西坂くん:
先生、さっきのってどういう……

先生:
あと二件ほど回れば十分でしょう
その後、依頼人のお宅に伺いますよ

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寸劇なしインストver.



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