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ノベルゲーム『偏愛の箱庭』のタイトル画面曲を担当しました

natuさん制作のノベルゲーム『偏愛の箱庭』現世編のタイトル曲を担当させていただきました。natuさんのBOOTHにて体験版が公開されています!

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■ タイトル画面の曲を担当しました

もともとは「過去の楽曲で合いそうなものを選曲してみませんか?」というお話だったのですが、事前にゲームの体験版をプレイした際、創作意欲が止まらなくなってしまって書き下ろしました。4曲も。

その中でnatuさんが選んでくださった曲が今回の「ui」です。他の3曲はBGMだったのですが、この曲だけ勢い余って歌にしてしまいました。歌詞は体験版の内容から想像を膨らませて書いたものです。youtubeの概要欄に貼ってあるので、体験版のプレイ後にでも是非読んでみてください。

タイトルは「うい」と読みます。有為、憂い、初、愛いなど色んな字をあててられるようアルファベット表記にしました。中でもこの字が一番気に入っています。

う‐い〔‐ヰ〕【有為】
《(梵)saṃskṛtaの訳。作られたものの意》仏語。因縁によって起こる現象。生滅する現象世界の一切の事物。⇔無為。

goo辞書より

■ ゲームの世界観が良すぎる

タイトル画面

もうタイトル画面からして良い。ゲームを起動するとこの絵の上に桜の花びらが散って、タイトル曲「ui」が流れます。

今回公開された体験版は『偏愛の箱庭』三部作の二作目で、前世編に継ぐ「現世編」となります。ゲームスタートボタンの文言が『輪廻りんねをめぐる』になっており、このボタンを押すとポチャン……という水音が鳴る演出です。

このSEが楽曲の質感にぴったりで……これは曲のデータをお渡しした後に演出が変更された箇所なのですが、natuさんの感性の豊かさやゲーム制作に対する姿勢や遊び心が感じられてとても感動しました。共同制作者の役得であります。

■ 物語について少しだけ

【物語】
両親を亡くし、母方の本家筋の家に引き取られた美代。 本家の嫡男である義兄の京一郎と許嫁の関係になるものの、 心の中では前世の縁をもつ運命の相手を探し求めていた。

偏愛の箱庭 公式ページより
不思議な蝶がみえる主人公
優秀で几帳面な義理の兄
美代の誕生日の席にて

輪廻りんねや因縁、閉じた運命の輪……などのモチーフが大好きなので、どこか仄暗い魅力をたたえた登場人物と物語にすぐに引き込まれました。

主人公の美代みよの性格が天真爛漫で文体も読みやすく、序盤の日常パートの描写がとても微笑ましく映ります。

ここから物語がどう進んでいくのか……物凄く気になるところで「To be continued…」が出たときは画面の前で「ウワーーーッ‼︎‼︎ まじかーーーー!!」と叫びました。

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体験版はWindows専用なのですが、環境がある方は是非DLしてプレイしてみてください。今のところ私の推しは3枚目の画像の少年です。

■ natuさんの作るゲームの話

natuさんのゲームは本当に創作意欲を触発する良作ばかりで、昨年、作曲家の山出和仁さんが楽曲を担当されている『隠花生物/顕花生物』をプレイして以来のファンです。

『隠花生物/顕花生物』は好きすぎてゲームの設定資料集サントラCDも持っています。サントラは年内で販売終了となるそうなので、絶対にプレイして買った方がいいです。後悔しないでほしい!

■ おわりに

ゲームで自分の曲が流れるのはなんとも得難い喜びがありますね……いくらでも書きたい……。

少しでも『偏愛の箱庭』の世界観を彩ることができていたら嬉しいです!

タイトル曲「ui」の音源は、2022年のDEMO置き場『のーない補完計画2022』に収録されています。ゲーム版と同じワンコーラスです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!

■ 各種リンク

のーない補完計画2022(「ui」のDEMOを収録)

体験版(for Windows)がダウンロードできます

偏愛の箱庭 公式ページ

natuさんのTwitter(最新情報はこちらから!)


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