短歌のようなもの6
皮膚下で三秒静かに ちゅう とする
だから注射だ光の針だ
止められず割れた白皿割れた月
おれもあんたの片割れだったの
今朝の駅 死ぬには暖かすぎたよね
値札を剥がした弁当食べよう
失せ物にご注意!
さっそく君はきみの影うしなう 8番線のホームで
魚卵噛む。これらはいのちだったもの
飲み込む。ぼくは長生きしたい
年末っぽい歌をサルベージしてきました。
今年中に「短歌のようなもの7」を出せるようにしてみます。見てくれてありがとうございました。
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