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選り好みをする余裕がない人間の部屋選び
ドミトリーを探すこと1週間。職場へ通いやすいこと、そしてできるだけ安いこと、という2点にのみ重点を置き検索したところ、最終的に2つの物件に絞られた。夫の意思が固く別居は不可避、とわかった翌日、2件まとめて見学に行った。
1つは前記事で紹介した「ひつじ不動産」に載っていた物件。夫と暮らす自宅と会社のちょうど中間ほどにあり、自分としてもなじみの深い街に建っている。
待ち合わせ場所で管理会社の担当者
40過ぎた既婚女がシェアハウスのドミトリーでひとり暮らしすることになった
4X歳、結婚して10年以上。共働きで、家賃を含めた家計は折半、家事も折半して生活している。双方の同意により子供はもたず、友達のような感覚でずっと仲良く暮らしてきた。
……と思っていたのは私だけだったようで、ある日、小さな諍いをきっかけに突然「この家を出ていけ」と言われた。この十数年私に抱えていた不満という不満が爆発したようで、とにかく離婚したい、今すぐ出ていってほしいと繰り返す夫を前に私は、急に