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【詩】無意識の泉

見ていること
聞いていること
感じていること

それが
無意識の中にとけていく

無意識の泉には
過去の記憶が
静かに溜まっている

人は気づかない

その泉の水面に
映ったものに
左右されていることを

なにかを選ぶとき
泉に悲しい思い出が映れば

それを選ぶのをやめる

なにかを判断するとき
泉に辛い思い出が映れば

それとは別の答えを出す

それはいつか

口癖となり
仕草となり
考え癖となり

知らないうちに
自分になる

でもね

その泉は、過去の泉
今とは、別のもの

そこに
悲しい思い出が映ったとしても
辛い思い出が映ったとしても

今とは、ちがう

その泉に
過去の記憶が溜まっているのなら

楽しい思い出に
嬉しい思い出に

変えていけばいい


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