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ウクライナで本当にあったスリの新しい手口&ベーシックなスリ手口7選

みなさん海外旅行で気にすることってどんなことがありますか?

基本的に楽しい旅行になるはず…

でもロストバゲッジや”スリ”に合うと一気にテンションが下がりますよね?

分かります。

そんな不安を抱えるあなたにこの記事ではよくあるスリの手口対策
私が本当に出会った新しいスリの手口を公開します!

もしかしたらウクライナだけではないかもしれないので海外旅行好きのあなたはぜひ気をつけてくださいね!

よくあるスリやぼったくりの手口7選+2つの新手口

これらはウクライナでよくあるスリ・ぼったくりのたぐいです。

だいたいが自分で気をつけれていればどうにかなるものが多いです。

逆に言うと気が緩むとカモになるということ。

しっかりと覚えておきましょう。

・財布落とし

・タクシー

・写真を撮ろうとする人

・地下鉄など乗り物で…

・置き引き

・夜の街

・キャッシング時のスキミング

※新手口※

・財布落とし【改】

・Uber詐欺

では、1つずつ紹介していきますね。

・財布落とし

これは人の善意を逆手にとった悪質なスリです。

<手口>
1.自分の目の前で財布を落としてそれを拾わせる。
2.拾って渡された財布を見てお金が減っていると騒がれる
3.あなたの財布を確認させろと言ってくる
4.確認してると見せかけてお金が盗まれる。

<対策>
・財布を拾わない

・タクシーぼったくり

右も左も分からない外人を狙った悪質なぼったくりです。
特にウクライナのタクシーは日本のように最低料金が決まっていて親切にパロメーターが上がるなんてシステムがありません。

価格交渉は口でするものなのです。
では、言葉が話せない日本人が乗るとどうなるのか…。

<手口>
1.タクシーに乗り行きたい場所を伝えると金額(言い値)を言われる。
2.それが高いのか安いのかわからない。交渉が出来ないから「はい」という。
3.降りた後に調べると実際には300グリブナ(1200円ほど)でいけた距離なのに700グリブナ(2800円)ほど取られている。

<対策>
・ペラペラと話せないなら通常のタクシーを利用しない。
・「Uber」アプリを使う。

・写真を撮ろうとする着ぐるみやハトを乗せた人

旅行先ではたくさん写真を想い出に残したいもの。
その無邪気な心をもてあそぶ詐欺です。

特にテンションが上がっている人は特にご注意を!
首都など都会にはたくさんいます!

<手口>
1.「フォト~フォト~」(写真撮るよ~)と写真を撮るジェスチャーをしながらかわいい着ぐるみを来た人やハトやサルを肩に載せた、サービス満点な感じの人がやってきます。
2.「お願いします」と写真を撮ってもらう
3.お金を払えと言ってくる。

<対策>
基本的に無視。
言葉が話せる人なら「お金は持ってないけど撮ってくれるか?」と聞いてやりましょう。向こうから去ります。これはこれで気持ちが良いものです(笑)

・地下鉄など乗り物で…

うっかり気を抜いたそのタイミング、狙われてます。
手口は至ってシンプルです。

<手口1>
1.リュックサックなど背負ったまま電車やバスに乗る
2.気づかれないうちにリュックサックが開けられて財布など金品が盗まれている

<手口2>
1.満員電車のように体をこすりつけてくる
2.気づかれないうちにポッケの財布やポシェットの中身が取られている

<対策>
・乗り物に乗る時はリュックなどは背負わず手で荷物を持つ
 ※特に満員時は防犯としてもマナーとしても
・そもそも財布の場所がバレずらいリュックサックを使う。
・特にお尻のポッケには携帯や財布は入れない(完全にカモです)
 ポケットに入れるなら必ず前ポケット
・満員電車ならポシェットなどは胸の位置などで抱えるようにして持つ。

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ちなみにこういうバックパッカー用のリュックサックがオススメです!
今は売っていないようなので例としてこんなのを紹介しますね。
背中についてるポッケ、防水、キャリーに挿せるなど、スペックはほぼ同じです。

リュックの背のところにバレずらい収納ポッケがあるのでここに財布など貴重品を入れると良いでしょう。
仮に後ろが開けられても金品が取られる心配はありません。

・置き引き

日本では基本的に起こり得ないスリ。
だからこそ注意が必要です!

<手口>
1.カフェや待合場所で荷物から手を放して置いておく
2.気づいたらなくなっている
実に巧妙です。
取られた瞬間慌てて追いかけるわけでもなく、気づいたらなくなっているのです。
もはやマジック。

<対策>
・荷物からは手を離さない
・トイレに立つときは面倒でも全て持っていく
 荷物の代わりに食べ物などを置いておけば席は取られません。
・日本のように座席の確保を先にしようとしない

・夜の街

海外はどこの国でも要チェック。
日本とは治安が違うことを肝に銘じておきましょう。

<手口>
1.集団になっている人がボコりにくる
2.金品やスマホを持っていかれる

<対策>
・特に行動が自分一人、もしくは女性のみなどであれば、数人であってもその近くを歩かない
・日本人とばれない様にフードなどを被る
・用がなければ無駄に夜の街を歩かない

ウクライナ人が狙うのは基本外国人です。ウクライナ人の友人が一緒ならばこのリスクはグッと下がるそうです。(ウクライナ人談)

・キャッシング時のスキミング

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海外で必要になりがちはキャッシング
でも、どこでも安全に使えるわけではないのでご用心!

<手口1>
1.キャッシングの機械にカメラが仕込まれている
2.キャッシングの機械にスキミング機能が取り付けられている
3.1・2の結果、情報が盗まれる

<手口2>
1.キャッシングの機械からカードが返ってこない
2.人を呼びに行っている間にカードが抜かれている

<対策>
・キャッシングの機械利用時に変な所がないかを確かめる
例 )カード挿入口に後で取り付けられたようなでっぱりがある。
  番号を入力する真上の部分に小さなカメラがある。など。
・不安があれば基本的に使用しない
・どうしても使いたい場合は街中など勝手に改造されるような場所のキャッシング機ではなく、銀行内やホテル内など人の目が常にあってそのようなリスクが少ない場所のキャッシング機を利用する

新しい手口の2つは実際に私がウクライナのハリコフ市とキエフ市で経験したスリです。

・財布落とし【改】

[発生地]ハリコフ市シェフチェンコ公園にて
[遭遇場面]公園の散歩の帰り際

<手口>
1.知らないウクライナ人が普通に話しかけてくる(雑談)
2.数分後目の前で男性が財布を落とす
3.隣にいたウクライナ人がその男性に落としたことを伝える
4.財布を落とした男性が礼を言って去る
5.礼を言った男性が警官を連れてきて「この2人が僕を助けてくれた」と言う
6.警官が念の為、身分証と財布の中身が減っていないかとチェックすると言って見せる
7.身分証と財布を返される
8.財布を落とした男と警官は去る
9.数分またそのウクライナ人と話した後そのウクライナ人も去る

…そして肝が冷えた感覚がして財布を調べたらお金が抜き取られていました。

<見解>
・おそらく警官は偽物
なぜなら公園でそんなタイミングよく警官がポンと現れるはずがない
・見せられた警官の証明書も偽物
パッと見せられて信じたが、思い返せば顔写真などがなかった
・財布の中身を確認した時にお金を取られた
隠すような素ぶりもなく自分の目の前でお金を出して戻しただけ。
しかしその際にマジックのような手つきで数枚だけ(しかも高額札)だけを抜いたのでしょう。

<被害額>200グリブナ札3枚(約2400円)

<新しい対策>
・財布落とした人を見たら無視するのではなく、一刻も早くその場から去る。

<補足>
実際にスリをあってから、財布落としの場面には2回遭遇しています。
この2回は通常の財布落としなので「財布落とし【改】」の経験を活かしてすぐにその場から去るので被害にはあっていません。

・Uber詐欺

[発生地]キエフのボルスィーピリ空港にて
[遭遇場面]Uberを利用して空港から車で3~4時間かかる遠方までの移動をしようとした際

<手口>
1.Uberを使ってゴール地点を設定し、ドライバーとマッチングした後、ドライバーから電話がある
2.「支払いは現金で出来ますか?」と聞いてくる(普通こんなことはありませんが遠距離だからかと思い、話を聞く)
3.利用者がカードしか無理だと伝えると「分かった」と言って、30分経っても来ない。電話もつながらない
4.Uber上の地図で車が自分から離れていき、その場所で止まる
5.通常お金の料金が発生するのは車に乗ってからだが、このドライバーは車に乗ってないのに課金をスタートし始めた
6.契約をすぐに解除したがキャンセル料を少し取られた
~おまけ~
7.再度マッチングしたら、同じドライバーにあたり、今度は何の躊躇もなくマッチングと同時に課金を始めた。
8.同じく早々に契約をすぐに解除したがキャンセル料を再度取られた

<被害額>キャンセル料130グリブナ(約520円)×2回=260グリブナ(約1040円)

<新しい対策>
遠距離の場合はタクシー(Uber)を利用しない。

残念ながら、現状他にはありません。時の運です。
Uberのシステム上マッチングしてからしかドライバーの顔や車種はわかりません。
当然基本的に選ぶ際、そんなことは気にする必要がないので可視化する必要もないのでしょう。

強いて言うなら…
ペラペラに話せるように言語を習得する、ぐらいですが、非常に無理があります。

まとめ

合計9種類のスリやぼったくりの手口を紹介してきました。

実際に被害に会った時は、
「まさか自分が」という思いと、直感で感じる「肝の冷え感」を体験します。

これは被害額が大きくても小さくても同じことでしょう。

幸い私の場合は立ち直れないような金額ではありませんでしたが、ショックはやはりあるものです。

これが旅行だと旅行が終わるまでこのショックを引きずることにもなるかもしれません。

だからこそ私の経験を活かして一人でも同じような思いをしないで済む人が増えれば幸いです。



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