
すべての企業に眠っているはずの、「もったいない」素材リスト 【DL資料付】
数々の企業取材を重ねる中で、ある意味うんざりするほど繰り返してきたやり取りがあります。
企業の方:「うちは小さい会社だから、何も発信できることがなくて……」
わたし:「いやいや、発信できることがない会社なんてありませんよ。特別なエピソードじゃなくていいんです!」
社員数が数名程度でも、「うちの会社の情報を、もっと発信しないと!」……と危機感を抱きはじめている企業、増えていますよね。
ただ、いざとなると、何を発信したらいいかわからない。
「選りすぐりの高級素材」を持つ会社は、本当にごく一部
発信するからには、みなさん、何か特別な要素が必要だと思われるのでしょう。
たとえば、「圧倒的な実績」「感動的なエピソード」「ドラマチックな舞台裏」「No.1のクオリティ」「カリスマ経営者の金言」——。
そんな「選りすぐりの高級食材」をもつ会社は、そうそう多くありません。
ただ、そうした高級食材がないだけで、「料理ができない!」というのは、ちょっと早計じゃないかな、と思うわけです。
たとえば「お米」や「味噌」のように、だいたい、どこの会社にもある「レギュラー食材」もあります。ホカホカのご飯と熱々のお味噌汁、好みのおかずがもう1、2品くらいあれば、十分じゃないですか。
それを「ふつうで恥ずかしいから、誰とも一緒にご飯は食べません」なんて、何というか、ものすごく“もったいない”です。
「基本の素材リスト」、つくりました
わたしはこれまで、ライター/編集ディレクターとして9年ほど、「そこに眠っている素材を編集して、企業のことを伝える」仕事をしてきました。
(それぞれの会社さんがもつ“食材”を使って、料理の腕をふるうみたいに)
先日、いまお仕事をご一緒している企業のために、「基本の食材」もとい、「どの企業にも必ずある情報発信のための素材」について棚卸しをしていたのですが、このまま参考資料として役立てていただけそうだな、と思ったのでシェアしてみます。
すべての企業にある“もったいない”素材リスト
勢いでざっくり挙げてみただけでも、このくらいありました。
中小企業やベンチャー、スタートアップ等にも「絶対にある」はずの素材です。
かっこつけてマインドマップで作ったら、なんと……! 高解像度のPDFが作成できないというまさかの展開がありまして、すべてスプレッドシートにしました。よろしければDLしてご活用くださいませ。
▼ こちらからスプレッドシートをDLできます
“らしさ”は日常の食卓からにじみ出るもの
レギュラー食材とはいえ、お米の炊き加減やお味噌汁の出汁の取り方、おかずのチョイスや組み合わせによって、いくらでもバリエーションのあるメニューがつくれますよね。
「うちはお米よりパスタ派だ」とか、「おかずの割合は肉より魚が多い」とか、それぞれのこだわりもあるでしょう。
そして意識せずとも、おそらく味付けや盛り付け方、器の選び方、テーブルのセッティングへのこだわりなど、いろいろと細かい特徴が自然と出てくるでしょう。
そんな日常の食卓からこそ、その企業“らしさ”がにじみ出るものだと思います。そしてその個性を、好ましく感じてくれる人が少しずつ現れるはず。
……少々、例え話がすぎたでしょうか。
「もったいない、とか言われても何を発信していいかわからないんだ!」とお困りの企業のみなさまに、ぜひ活用していただけますように。
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