売りたいものではなく、売れるものを扱う

あなたは「好きなことで起業する」という言葉に魅力を感じるでしょうか?

巷では、こうしたキャッチで募集をかけている起業塾などもあり、
つい魅力を感じるので、そちらに惹かれてしまいがちです。

もちろん世の中にはそれで上手く行っている方もいます。
その意味では否定するつもりはありませんし、
基本的にその方向が最も良いと思います。

ただ、そのケースの場合、
1.たまたま好きなものと、世の中のニーズが合致した
2.既にファン化した顧客が購入してくれた

というケースがほとんどかと思います。

特に1のケースの場合、実際上手くいっているが故に分からなくなることがあります。
何故上手くいったかを分析できれば良いのですが、
人間上手くいくとそのまま深く考えずに進んでいってしまうことがあります。

そのため、あるとき上手くいかなくなるケースが起きます。
「好きなこと」とは違いますが、たまたまヒットした商品が出た場合も同様です。

よくヒット商品が出た会社で、後に潰れるケースが後を絶たないと言われます。
それは成功してしまったが故に、脇が甘くなり、分析できなかったためでもあります。

もし、常に市場のニーズを調査し続けていれば、
潰れずに済んだかもしれませんが、
ヒットしたことでその商品に固執し、共に沈んでいってしまうわけです。

その間、次の波を作るための打ち手を打たなかったために起きるわけですが、
こうしたケースを見ても、常に冷静でいることが求められます。

ビジネスにおいても浮足立ってしまうと、
こうなってしまいがちです。

少し脱線しましたが、
好きなことで上手くいくケースの2としては、
既に顧客との信頼関係が構築されているケースです。

その場合は、信頼関係によって売れることもあるわけですが、
もしこの1と2に該当しない場合、
「好きなこと」「好きなもの」だけでは難しいのが現実です。

言い換えれば、
「売りたいもの」では厳しい現実が待っているということでもあります。

そうではなく、
「売りたいものではなく、売れるものを売る」
というのが、ビジネスにおいては大切です。

マーケティングでよく言われる市場の調査ということになりますが、
こうした絶えざるニーズの把握とそれに対応した商品・サービスを作ることが、
ビジネスを行う上で外さない状態を作ることになります。

趣味で行う場合を除いては、
この原則を外してはなりませんね。

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