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発達障害者が活躍できる業界|そういう人ほど突飛で奇抜なアイディアを出せる!

おはようございます。すっかり夏めいてきましたね。

昨日は福祉漫画の原作の打ち合わせで竹書房の新社屋へ行ってきました。入口では、ぼのぼのとポプテピピックがお出迎えしてくれました。

で、編集さんは発達障害にはあまり詳しくないのですが「漫画家やライターさんなんかほとんど発達障害の傾向ありますよね。逆にそういう人のほうが面白い企画を出すんですよね」という話になりました。

それは私がwebの編集長をしていても感じます。ライターさんや漫画家さんって、自分も含め、変わり者がすごく多い。一つのジャンルを極めている方たちなので、自分が変わっていることすら無自覚です。

「生活に困ってないから診断を受けないだけで自分もそうだと思う」という方はたくさんいます。困りごとがなかったら受診しませんからね。

こんなことを書くと「みんなに才能があるわけじゃない!」という声が上がります。だけど、才能って誰もが何かしら持っているけど、そこを発掘してもらえたり自分で発見できなかったり…その差でしかないと思うんです。

私自身は企画職をずっとしてきましたが、自分が変わっていることに自覚はありませんでした。だけど「奇抜だ!」「面白い!」という評価を受けて、今のポジションにいます。それも楽しくてブログを書いていたら、たまたまそれを評価してくれる人がいたからです。

だけど、ただただブログを書いているだけだったら、編集長にもなっていません。原作の仕事もできなかったと思います。やはりもうメジャーになっている作家さんに会いに行ったり、営業活動はしました。なので、少しの勇気だと思うんです。「こんなもの誰も評価してくれない」なんてあきらめずに行動できるかの差。

あいである広場にも「ライターとして掲載して欲しい」というマイノリティの方はいますが、そういう方はブログすら書いてなかったりします。ライターという職業は、「日本語が話せる」「作文が得意だ」からという理由で、応募しやすい職種だと思います。だけど、まずはブログでもなんでも文章を書き続けてみる。その上で応募しないとどこのwebでも採用されないと思います。

成功しているライターさんや漫画家さんから話を聞くと、奇抜で面白いアイディアもさることながら、自分の作品を色々なところに持ち込んでいる行動力もあります。その努力の部分は近しい人にしか見えないというだけで、みんないきなり売れた!というわけではないですね。

だけど、才能があったら売れるのかというとそうでもないと思います。私がどういう方に発注するかといえば、「奇抜で面白い。だけど、めんどくさくなく仕事を頼みやすい人」です。私自身も気を付けていることだけど「厄介な人」「めんどくさい人」にならないようにしています。

そこで大切になってくるのって、最低限のコミュニケーション能力だと思います。

発掘されるか自分で発見できるか分からない「才能」にかけて習い事をするよりも、小さいころからSSTや家庭内でコミュニケーション力を磨く。あいである広場でも連載してくれているかなしろにゃんこ。さんが息子さんに家庭内でSSTをしていたという話はものすごく参考になりますよ!

最低限のコミュニケーション力がないと才能があっても活躍できない、食べていけないと思います。それこそ、ベストセラー作家さん並みの文才があるとかであれば別でしょう。私も含め、一般のライターさんは「めんどくさくなく」「頼みやすい」人でないと過当競争の中で勝ち残れません。なので、コミュ力。軽度の発達障害の息子にも、習い事で才能を磨くことよりも、「ありがとう」「ごめんなさい」と言えるなど基本的なことを身に着けさせることのほうを重視しています。

昨日は村田らむさんのこんな記事が読まれました。

家にいながら冒険ができる!発達障害の子はこの緻密な絵にハマると思います。うちの子はドはまりしました。ぜひ読んでみてください。

では、今日もよい一日を。夏バテ・熱中症にはお互いに気を付けましょう!


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