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教育の理想を追求する看護教員であり、本物の四柱推命の鑑定士、祐生奈々先生

普段は看護教員と子平舘で四柱推命の講師であり鑑定士の2本柱をされている祐生奈々先生からお話を伺いました。

☆祐生奈々先生のプロフィール☆
大阪府出身、佛教大学大学院教育学研究科博士後期過程満期退学。幼少期よりタロットカードに興味を持ち、平成14年より四柱推命学の独学を始める。独学の限界を感じて、某四柱推命教室に入門したが、そこで学んだ四柱推命に疑問を感じていた平成20年、現在の師匠である梅川泰輝氏と出会い、子平舘の四柱推命学を学びなおす。子平舘副理事長、大阪府易道事業協同組合副理事長、大学講師としても活動中。子平舘の四柱推命学を広めるべく、大阪、福岡、東京で四柱推命の講座を開講。後進の育成に励んでいる。

記者 看護師になろうと思った背景について教えてください。

祐生奈々先生(以下、敬称略)最初のきっかけは、母から女性は手に職がないとダメだといわれていたので、看護師を目指すようになりました。母に手に職がなくて、転勤族だったのがあって、実は小学校3校、中学校3校行ってるんです。元々、教室の隅でずっと本を読んでるおとなしい子だったんですが、転校する度に、意識しなくても社会性が身に付いていって、すぐに友達をつくれるようになりました。いじめられることはなかったですね。

看護学校に行ったときに実習で困ってても助けに来ない教員がいて、そんな教員の下で良い看護師が育つはずがないんじゃないかと思って、教員になろうと思いました。

看護師として臨床に出て、10年現場で働いて感じたことは、信じられない看護師が多いということです。癌転移で苦しんで意識がなく、今日亡くなるだろうと言われていた患者さんがいました。その患者さんはいつも身の回りをきれいにしていたんですが、よほど苦しかったのか、その日は髪がボサボサで髭も伸びたままでした。親戚の方がこれから来られるので、私はナースセンターに戻って、髭剃りの準備していました。その日はとても忙しい日だったんですが、合間を見て、髭を剃る時間くらいはつくれると思いました。そしたら主任に「もうすぐ剃るからいいんじゃない」と言われたことにとてもびっくりしました。それは、忙しい今やらなくても、死んだ後に剃って綺麗にするからいいんじゃない、という意味だったんです。そして挙句の果てに、亡くなった患者の家族がいる前で、婦長が「何時に出ますか?部屋片付けたいんです。次の人もいるし」って。家族が亡くなって悲しんでいるのに憤りしかなくて。

記者 えっ、それはビックリですね。ちょっと業務的で心がないというか・・、悲しいです。

祐生 そうなんです。それを何とかしないといけないんじゃないかと思って、看護学校の教員に転職しました。臨床実習に行ったら、やっぱり人としてどうなんだろうと思うことが沢山あります。それはどこの病院でも同じなんですよね。患者が、ここに入院して良かったと思えるのかどうかが重要だと思うんです。それって看護師の何気ない一言だったりするんですよね。

記者 そうですね。やっぱり病院に行ったら、私たちも看護師さんと一番よく接しますから、どんな接し方をしてもらうかで病院の印象は変わると思います。

祐生 私が四柱推命に関わり始めたのは、20年前にすごくしんどい時期があって、独学で学び始めたのがきっかけです。でも本によって書いてあることが若干違ったり、行間を読み取るのに苦労してカルチャースクールで勉強し始めました。でも当時自分に生じている事象が先生の鑑定と合わなかったんです。それが師匠である梅川泰輝先生に命式を見てもらったら、開口一番、「大変やな今」っておっしゃられたんです。そんなことどの先生にも言われたことがなかったのと、理路整然と細かい事象まで言い当てられた衝撃は。本物の四柱推命にようやく出会えた喜びでいっぱいになりました。

今まで習ってた先生に梅川先生の下で四柱推命を学ぶことをご快諾いただいて、梅川先生の下で勉強しはじめました。梅川先生は阿部泰山先生の直系でやってらっしゃいます。「泰山流」の呼称は、実はある先生が商標登録しているために、直系の子平舘でも使うことはできないんです。ですが、知らずに名乗って鑑定されてる方もいらっしゃるんですが、人の関心を引く為に少しアレンジしたり、人によって解析が全然違っていることがあります。3日でプロになれるっていう教室もあったり、そういうのは霊感で補っている人が多い。
昔、占いの面接に行ったときに、占い師の方に「今、天使と交流していたんですよ」って言われたことがあります。今、スピリチュアル系の占い師が多くて、オーラとか前世とか、見えない世界が見えるって言われたら「すごい先生だ」って錯覚しちゃってお客さんがつくんですよね。

四柱推命も本物と偽物があります。実は今、その建て直しをしていて、ヘボ占い師集団を撲滅しようとしてます。ここに所属してる人は信頼できるっていう組織をつくりたくて頑張ってます。例えば、偶然出てくるカードで占うタロットカード鑑定ってありますが、それに鑑定料5万円は高いと思うんです。世間では高いと当たるんじゃないかと思う人が多いので成り立ってしまうんですよね。鑑定料の適正料金を決めようとしたけど難しいですね。

記者 これからのビジョンや夢を教えてください

祐生 占いという職業は怪しくないんだということを打ち立てたいです。遊びもあるけど、本物もちゃんとあります。それなりに社会で苦労してないと占い師はできないんです。あとは、ぼったくらない。占いを学問として研鑽し続けることです。四柱推命は、統計学でもなく自然の摂理なんです。生きてるうちにひっくり返したいですね。選ぶ人がちゃんと本物を選べるようにしたいです。

↑↑上記、大阪市内で開催された講演会の模様

記者 看護学校の教員としての夢はありますか?

祐生 現場の看護師の質を上げたいと思ってます。教育者が人の心がわからない、体がてきぱき動けばいい、技術ができなくてもいいって言う教員もいます。技術もできて、勉強もできて人の心が分かるやさしい看護師が必要だと思うんです。教員の改革をしたい。でも一人じゃ無理なんですよね。似た思いの人もいるけど、反対勢力のほうが多いんです。
先日、ある先生からこう言われました。「先生はそう言うけど、それは理想ですからね」って。でも、教育は理想だと思います。理想を忘れたら教育できませんからね。

記者 教育への愛が素晴らしいですね!

祐生 以前、西洋占星術の占い師の方に革命家の星があるって言われたんですが、それが最近このことかもって腑に落ちましたね(笑)。これをするために生まれてきたんだと思います。

記者 まさに革命家、ぴったりですね!子どもの頃からそういう性格だったんですか?

祐生 そうですね。わざわざ火中に飛び込んですごいエネルギーを使ってしまうのは、何でしょうね、性分だと思います。クラスにいじめられっ子っているじゃないですか? 男子がどついたりけったりしているのを見て、「何をしてんねん」って行ったら私がどつかれたことがあります。見逃せないんです。
占いに関しては、私がショックを受けたから、その気持ちを他の人に味わってほしくなくて。お金がもったいないとかそういう次元じゃなくて、先生も間違ってるのを分からずに正しいと思って教えているんです。お客さんの人生を狂わせてしまってるのはダメだと思うんです。生き方の癖って誰にでもあって、それに気づいて大難を小難にすることだと思います。

みんなが人として自分がどう生きるかを考えて、顔を合わせて何かをつくっていくって大事だと思う。人とのかかわりがもっと密になっていけば、もっといい世の中になると思います。関係性の中でしかいいものが生まれないから、もっと真剣に人と向き合える世の中をつくっていきたいと思います。

記者 ありがとうございます。鑑定士として、教員として生徒と真剣に向き合ってらっしゃるからこそのお言葉だと思います。書籍を出版されてお忙しい中でお時間を作っていただきありがとうございました。

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祐生奈々先生の詳細はコチラ↓↓
☆本格四柱推命鑑定師 - 子平舘 祐生の鑑定部屋
https://nana-yuki.jimdo.com/
☆Blog「大阪☆四柱推命学 子平舘☆祐生奈々」
https://ameblo.jp/nana777-0707/
☆四柱推命学 十干推命 子平舘本部
https://shiheikan-honbu.jimdo.com/
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<編集後記>
本日、インタビューを担当しました泊、山口です。祐生先生の関西人ならではの面白いトークと真剣な思いが同時に伝わってきて、時間を忘れてしまうくらいあっという間のお時間でした。まさに、医療業界も占いの業界も変革していく革命家でした! 今後とも益々のご活躍を祈念しております。ありがとうございました。

この記事は、記事掲載サイト「リライズ・ニュースマガジン」にも掲載されています。