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2021年10月に観た映画

過去に観ていて、再鑑賞したものも含む。

『作品名』(監督名/公開年)

★=イチオシ

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(スティーブン・スピルバーグ/1984)★

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(スティーブン・スピルバーグ/1989)

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(スティーブン・スピルバーグ/2008)

『クローバーフィールド/HAKAISHA』( マット・リーヴス/2008)

『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(トーマス・ヤーン/1997)★

『最後の決闘裁判』(リドリー・スコット/2021)★

『ホドロフスキーのDUNE』(フランク・パヴィッチ/2013)★

『DUNE 砂の惑星』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ/2021)


インディ・ジョーンズ・シリーズを観返していた(『レイダース』は春先に4DXで観たので今回はパス)。正直,『最後の聖戦』や『クリスタル・スカル』は以前1回観て記憶の倉庫の奥深くに封印されていたのだけれど,改めて観てみるとそこそこよかった。ただし,『クリスタル・スカル』はどうしてもそれまでの3作と比べると,ルックが変わってしまっていることは否めず,それが嫌というファンも多いだろうなとは思う。撮影監督ヤヌス・カミンスキーの適性の問題もありそう。(5はどうなるんだ……)

『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』は1997年のドイツ映画。周りで推す人が多い映画ながら初見だった。プロットは雑だが勢いで突っ切るところは好感が持てる。スター俳優ルトガー・ハウアーが拘束時間が短くて済みそうなおいしい役で出ている(そして1人だけ英語で喋っている)。音楽も最高。

『最後の決闘裁判』は83歳のベテラン,リドリー・スコット監督の最新作。黒澤明の『羅生門』を出発点として,時代劇の中に強烈な問題提起を埋め込んだ傑作。『羅生門』構成だが,テーマ的には『羅生門』が持っている問題点をきちんとアップデートして提示しており,リドリー・スコットおよび脚本家チームの切れ味に驚いた。気になる点もなくはないが,映画館でここまで感情を揺さぶられたのも久々だった。

『ホドロフスキーのDUNE』はドキュメンタリー。笑えるし,興味深いし,ちょっと切ない。ホドロフスキー版『DUNE』は,幻となってしまったがゆえに,後の映画界に大きな影響を与えているという逆説。ただ,ちょっと見せ方が単調ではある気がした。

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