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「このままじゃダメだ」と思っている不登校のキミへ

キミは、自分に自信があるだろうか?

「このままじゃダメだ」と思っているだろうか?


僕は、学校へ行けないことは、仕方ないことだと思う。
いろんな理由や原因がある。
キミだけの問題じゃないこともあるだろう。

ただ、学校へ行かないと困ることがたくさんある。

その中で、僕が一番やっかいだと思うのが「ヒマ」というもの。

学校へ行かないと、時間があまる。
ヒマで仕方がない。

「毎日が忙しくて仕方がない?」

もし、そうならキミはとても幸せだ。

僕が学校へ行っていないときは、毎日「なにをしたらいいのだろう……」と思っていた。

ゲームもすぐに飽きてしまった。

「このままじゃダメだ」と思い、漢字検定の勉強を始めたこともある。

でも、「なんでこんなことしてるんだ?」「めんどくさいなぁ」と思って、すぐにやめてしまった。

毎日、自己嫌悪ばかり。
「なにやっているんだろう……」と、自分がイヤになる。

かといって、やることがない。

とにかく、毎日ヒマをつぶすので必死だった。

僕は、無理して学校へ行く必要はないと思っている。

「とりあえず、必要だから」と、テンションの上がらない勉強もやらなくていいと思っている。

人生には、充実感が必要だ。

学校へ行っていると、なんだかんだ忙しくすることができる。

部活、宿題、友達づきあい。
なにも考えずとも、充実している。

不登校になると、自由が増える。
けれど、その分、自分自身でなにをするかを選択していかなければならない。

自由には責任が伴うんだ。

ゲームをするのも、Youtubeを見るのも自由だ。

しかし、「だんだん飽きてきた」「ヒマを感じてきた」
そう感じるのであれば、きっとキミは次のステージへ行くときが来たのだと思う。

充実感を得るためには、「これをやった!」「成長した」「達成した」という感覚が大事になってくる。

そのためには、『目的』と『目標』が必要。

キミ自身で決めた目標であれば、ガンバることができる。

親や先生から言われたものでもない。
「こうするべき」という一般論でもない。

キミ自身が心から望むものが重要なんだ。


中学生のときに、僕は一つの目標を決めた。

人見知りで、友達もなかなか作れない自分は、このままでは中学で埋もれてしまう。友達もなかなか作れないだろう。ならば、向こうから来てくれる人になろう。

じゃあ、なにがあればいい?

と、考えて決めたのが、「勉強も出来て運動も出来る人」だった。

ずっと勉強している人だと、ただのガリ勉になる。

普段、全然勉強している様子もないのに、テストで点数を取っていると、「おっ」と思うだろう。

僕は、クラスで生き残るため。友達が作れない自分自身の防衛策として、勉強をすることを選んだ。

将来のためでもないし、親から言われたわけでもない。

ただ、自分のために勉強した。
将来に役立つとか、進学のためになんて崇高なものじゃない。


モチベーションで一番大切なことは、自分自身が心の底から望む目標であり、目的だ。

「クラスで浮きたくない(目的)から、5教科で450点以上取る(目標)」

これが僕が中学生のときに立てていた目標。

誰かに言われた目標。必要なことではなく、自分の中から湧き出るような目標や目的があれば、人はガンバることができる。


「テストで点数取らないとダメだから、英語を勉強する」

「アメリカ旅行したいから、そこで一人で話せるようになるために英語を勉強する」


どちらのほうが勉強のモチベーションが高くなるか一目瞭然だろう。


「このままじゃダメだ」
「なにかしなくちゃ」
「毎日退屈で仕方がない」

そのような気持ちになっているのであれば、ぜひキミ自身の目標を見つけて欲しい。

大きな夢じゃなくていい。
カッコイイ目標なんて必要ない。

「自信が持てるように、勉強ができるようになりたい」でもいい。
「数学が好きだから、たくさん数学やってみたい」でもいいだろう。

将来のことは心配になるし、周りから言われることもあるだろう。

でも、人生なんてどうなるか分からないし、計算出来るモノでもない。

大人でもどのように生きたらいいか迷うのだから、キミが迷うのなんて当たり前だ。

だから、「〜すべき」とか「〜が必要」という全然ワクワクしない目標を立てるのは、やめよう。

「これがやりたい」「こうしたい」「これができるようになりたい」という心の奥底からあふれ出るような気持ちを大事にして欲しい。


この質問に答えて、目標や目的を一度考えてみて欲しい。

1. 出来るようになりたいことは? 
2. 伸ばしたい能力、技術、知識は?
3. 能力や才能が関係無いなら、なにがしたい?


もし、自分の目標が分からないとキミが思うのであれば、僕が一緒に目標を見つける手伝いをするから、ぜひ声をかけて欲しい。


不登校の時間は、チャンスタイムだと僕は思っている。

なんでも出来る。

他のみんなが学校へ行っている時間に、キミは他のことができるんだ。

これは、とても大きなアドバンテージだ。

このチャンスを活かさない手はない。

ゲームもYoutubeもいいだろう。

けれど、せっかくのチャンスだ。

ぜひ、自分自身を成長させる機会にしてもらいたい。

キミには、無限の可能性があって、なんにでもなれるんだよ。

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引用:   『宇宙兄弟』小山宙哉 講談社

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