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プロジェクトあるある(104)

本日のプロジェクトあるある:

エンジニアの「作業負荷がかかるので面倒な設計・設定を避けたい」という回答はお客様に論破され破綻する


エンジニアが設計を行うとき、目指す方向性としてはこんなことかなと思います。

・シンプルな設計
・共通化する
・例外を少なく

これはエンジニアの立場としては正しい姿勢です。

私も設計・設定を行うときは基本これらに沿って検討を進めていきます。

しかしですね、お客様は、自分の目に見える部分や使い勝手を重視します。

極端なことをいえば、実現できるのであれば、システムの中でどのような設定になっているかはどうでもよいのですね。

お客様と契約をしてシステムを導入する場合、こういったエンジニア側の方針とお客様との要望が衝突することはままあります。

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ただ、多くの場合、この対決はお客様の勝利となります。

「え、設定すれば使えるんだよね?なんでやっちゃいけないの?」

この問いに対して、エンジニアはこういう回答をしたいわけです。

「シンプルで共通化した設計にしておいたほうが、構築の稼働が少なくて済むからです。それに複雑な設定を入れてしまうと運用がたいへんです・」

すかさずお客様は、こういう回答をしてくるでしょう。

「え、こういう機能が使いたいからシステム導入するんだよ?機能がないならまだわかるけど、使えるのに設定しないってのはおかしいでしょ。

「それに運用がたいへんっていうけど、運用は可能なんだよね?ならばやってよ。」

強烈なカウンターパンチ!

これでエンジニアはノックアウト。

カンカンカンカン!!

勝者、お客様!!

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このように、「設定が面倒だから」とか「運用がたいへんだから」という理由は、お客様からしたら決して納得できる回答ではないのです。

お客様が実際にシステムの運用を実施するIT部門であればまだいいかもしれませんが、運用自体はアウトソーシングするような場合には通用しません。

本来の理由がシンプルにそうである場合、お客様が納得できるほかの理由を考える必要があります。

それではまた!

日々感謝 m(_ _)m






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