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社会人生活最強の反面教師になってくれた上司の話

会社勤めを長年やっていると、実に様々な上司のもと働くことになります。

自分が社会人になってから直属の上司って、何人くらい経験したっけなぁ。。

数えてみたら25年で上司15人でした。平均したら1.7年弱で上司交代か。

そんなもんなんだな。


さて、今回はこれらの上司の中でも、いちばん強烈だった上司の経験の話をしたいかと思います。

結論から言えば、その人は

マネージャー職をやってはいけない人

だったと思います。

自分の上司になったときが初めてのマネージャー職だったということもあって不慣れなことは当然あるでしょう。

しかしですね、この上司(Xさんとしましょう)はなんといいますか、マネージャー職としての最低限やってはいけないことを、ガンガンやってたという、自分の中ではある意味群を抜いた方でした。

パワハラ、モラハラの宝箱やー、って感じの人でした。

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部下との接し方は、まず「脅しによるマウント」を取ってくるのです。

その部門は、ある意味シニアなエキスパートばかりいる部門だったので、こと実務に関しては口を挟むことができません。

前職までで私たちと同じジャンルのお仕事をされていたようですが、その知識と経験は、申し訳ないが自分達には遠く及ばない感じでした。

なので、部下に対しては、自分のポジションを活用してマウントをとってくるのです。

上司との1対1の面談を行う時、決まってXさんの切り出し方は

「タカハマさんね、あなた周りからの評判悪いですよ。」

です。

営業だったりチームの他メンバーから自分の評価があまり良くない、と言ってくるのです。

そして、

「このままだとあまり評価はよくなりませんよ」

とたたみかけます。

まず相手にプレッシャーを与えてからいろんな話をし始めるというスタイルの方は世の中にたくさんいるとおもいます。それはそれでありだと思うのですが、問題なのは、

その評判は誰からもヒアリングしていない捏造である

ってことなんです。

チームメンバーも、一緒に仕事をする営業さんも、申し訳ないがXさんよりも気心が知れているし、自分をどう評価しているのか知っています。

なので、平然と嘘を並べてマウントをとってくるわけです。

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まあ、これは序の口です。

そして、この方は立場の弱い人達に対してはめちゃくちゃ強くあたります。

例えば、下請けの業者さんに対して、かなり無理な依頼をしてそれに対して反論をすると、

「えーー!xx万円も払ってるのにできないの!」

これ、他の業者さんやお客さんがいる前で言い放つのです。えええ、、、金額をここでいっちゃうのかよ、、、

それを言ってしまうと周囲にどう影響するか、っていうことが、本当にわかっていないのです。発言に対する思慮が足りないのですね。

もう、みんなびっくりしました。

事務の派遣女性さんがいたのですが、その人には自分のプライベートな雑務をさせたり、やりたい放題でした。。

またですね、物事の優先順位をつけるのが苦手で、直近にやってきた事柄が本当の重要度に関係なくいちばん自分の中では最重要分類にはいってしまうのです。

なので、いつも余裕がない。

なにか新しいことがやってくると、すぐにパニックになってしまっていました。

私の場合、仕事上の話やいろんなことで確実に打ち返していくので、結局黙ってしまってました。

それがXさんにとってはたいそう気に入らなかったのか、上司の権力で結構いろいろやられました。

まず、ありえないくらいボーナスが下がりました。

一瞬、何かの見間違いか?と思う位のダウンです。

まあ、上司によって評価の尺度は全く違うのでそれ自体には文句をいうことはありませんが、ここまで露骨にやってくる人は初めてでしたね。

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さらには、ある時は無しがあるといって2人になって会話をしました。

その時に言われた内容は、ここでは詳細は書けません。ただし、とんでもない圧力をかけてきたということだけここに記しておきます。

それは私にとっては、人生を左右するような内容です。

明確にはいいませんが、要は自分の言う事を聞け、さもなければ・・・という内容でした。

いやーーー、本当におどろきましたよ。

この件は、他の信頼している方に相談した結果、裏からいろいろ援助してくれてXさんの目論見は崩れました。

Xさんの話はまだ続きます。いちばん私が「それは上司として絶対にやっちゃだめだろ」という事がありました。

それは、

「自分の部下の年収額を、他のチームメンバーに漏らす」

ということでした。

私と、業務委託で一緒に仕事をしていた人とXさんの3人で会話していたtきのことです。

Xさんは、チーム内のあるメンバーのことをあまり良く思っていませんでした。

そのメンバーに関する悪口を私と業務委託さんの前で展開しはじめたのです。

私たちはその言い分に1ミリも納得も合意もできなかったので、いろいろ反論をしました。そしたら、言い放ったのが、、

「でもね!xxxさんには、年収xxx万も払ってるんだよ!」

えっ!?

いや。。

いやいや。。。

それは言っちゃだめでしょ。

ましてや業務委託さんがいる前で。

当然ながら私たちは

「それは言っちゃダメでしょ!」

と猛反論しました。これ、ひょっとしたら自分の年収も他のメンバーにいってるかもしれないってことです。

こんなマネージャーきいたことありません。

人生で初めてです。

そして、人事に自分の上司の所業を告発しました。

このままでは自分だけではなく、チームにとっても会社にとっても良くないと思ったからです。

こんな経験、本当に初めてです。


結局このマネージャーはいろんなところで問題を起こし、最終的には会社を去って行かれました。(ここでも実にいろんなエピソードがあるのですが、それは今回のトピックとは関係ないので書きません)

いやー、本当に強烈な方でした。

ただ、Xさんの悪いところを見てけしからん、と言っているだけでは自分にとってはあまり建設的ではなくって、むしろこれらの経験を通じて、こういうことをやっちゃいけないということを学ばさせてもらえる存在でした。

今回は、究極の反面教師だった上司のお話でした。

それではまた!

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日々感謝 m(_ _)m







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