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「目標設定に失敗した」と思った時に振り返って欲しいこと

ようやく仕事と執筆作業が落ち着いたのでnoteの更新に戻れます…
毎日noteに投稿していたこともあって、文章を書くスピードが上がってきているような気がします!!

本日は、プライベートでお手伝いをしている大学生向けリーダーシップ養成講座の運営団体の学生と午後の時間を(オンラインで)過ごしました。本日は継続的に取り組んでもらっている、メンタルトレーニングに関して、この1か月間実践してきた内容を振り返ってもらいました。
その中で全体の傾向として出てきた「目標を高く設定しすぎた時、どのように修正をしていったら良いか」という観点について、本日は記事にしてみたいと思います。

学生には、書籍での研究結果・プロ選手とのパネルディスカッション・メンタルトレーナーの講義をもとに、1か月間取り組んでいくメンタルトレーニングの課題を設定してもらい、その取り組み課題に対して「できていること」と「できていないこと」の両面から違う切り口でアプローチをしてもらうことに。

【振り返りイメージ】

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ポイントとしては、
「できていること」に関しては、単にやったかやっていないかではなく、実際に自分に起きた変化を主観と客観の両方を使って振り返ってもらい、
「できていないこと」に関しては、それが発生している原因について、直接的なものと、心理・感情的なものから発生している根本的な原因を分析することで、
自身の強み・弱み、モチベーションの源泉と恐れに向き合ってもらうことでした。

学生自身の振り返りの中で出てきた問題点は、
①そもそも設定した課題が、取り組んでも変化を感じにくいものだった
②取り組む時間や頻度のハードルが高すぎた
③他人を巻き込む取り組み課題は実行するのが難しかった

という3点に絞られました。

これらはいずれも、「目標(取り組み課題)の設定に失敗した」という典型的なケースで、何も学生に限った話ではありません。それ自体は問題ないのですが、この事象に直面した際に「では、目標をもっと現実的なものに下げてみよう」と考えてしまう人は結構多いのではないでしょうか。もちろん、それが悪いこととは言いませんが、もしトップ(アスリート)を目指そうとして設定し、本当にそれが必要なことだったとしたら、目標を安易に引き下げるのはちょっと待ってもいいかもしれません。

☝の思考に入った時は、まずは視点をきっちり切り分けることから始めて欲しいと思います。すなわち、「目標の設定自体が最初から到底困難なものになっていたのか」と「何らかの理由で設定したアクションに対して必要性・納得感を感じなくなってしまったのか」という2つの視点です。前者であれば、目標の引き下げもやむなし(むしろ目標の立て方を改めて勉強直した方が良いかも!)ですが、後者の場合は、自分自身としっかり向きあう必要があります。

今の自分の殻を破り、それなりの結果・成果を出していきたいと考えるのであれば、目標の設定は当然にして今の自分の実力の100%を超えていくものになります。つまり、"多少は"「しんどい・苦しい」思いをする必要はあるということです。『ちょっとしんどいから今日はやめておこう』くらいでやらなくなるのであれば、それは目標(ありたい姿)自体に自分が魅力を感じていないか、やろうとしているアクションが目標に繋がっていることを本心から信じられていない可能性があります。その状態では、たとえ目標を持っていたとしても、それは「立てただけ」の目標で、そこに対してのコミットは決して生まれ得ません。なぜそうした状況に陥ってしまっているのか、設定した目標とアクションプランのつながりを自分自身が心の底から納得できるまで、自分の素直な心理状態と向き合うことをオススメします。

世の中、目標設定に関する本やスキルは星の数ほどありますが、自分の本当の気持ち(深層心理)の見つけ方に関しては、自分自身と徹底的に対話すること以外、効果的なものは存在しないように思います。目標に対してうまくいった、上手くいかなかったという結果・成果に一喜一憂するのではなく、その結果を切り口に自分自身と向き合う時間を大切にしていきたいものですね。

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