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超速アスリートと弓道部コーチのアツ語りから見えた2つのコト

本日は、非常に刺激的な経験をすることができました!!
いまだに興奮が冷めません。世界で活躍するプロスポーツ選手の後輩(母校が同じのご縁)と、1時間という短い時間ではありますが、後輩たちへの想いや競技・部活動に取り組む意味について、たくさんの話をすることができました。

話している中で彼と私が共通して大事にしていたものが2つ、見えてきましたので、本日はそれをご紹介したいと思います。

①競技・部活動というのは『自己実現のための手段の一つである』
彼は学生の時からすさまじい成果を上げている人ですので、競技に対する拘りや想いも人一倍なのだろう、と予想していました。それ自体は確かにその通りなのですが、そんな彼から出たのは「『部活(体育会)に所属して競技に取り組む』ということのみに価値があるわけではなく、『何かに向けて頑張るための手段として部活・競技を行っているのだ』と競技者ひとりひとりが理解することが大切」という言葉でした。
私自身も「競技で勝つこと、競技力を向上させることはあくまで手段の一つであり、競技経験を通じてなりたい自分にどう近づくか」を最も大事にしてコーチ活動に取り組んでいます。
競技(およびその結果)を通じて自己実現を成し遂げていく、という考え方は、たとえその競技を離れた時にも、さまざまな場面で活きてくると思いますし、部活・スポーツにおける究極の目標なのだと、改めて実感しました。

②『自分で考える』ことが極限の状態での自己信頼につながる
彼の学生時代の話を聞くと、後輩にいろいろな技術についてのアドバイスを求められたということでしたが、その時は決まって「自分で考えて欲しい」ということを伝えてきたそうです。この言葉と、その背景にある彼の想いは、非常に後輩たちにとって重要な気づきとなったはずです。
彼自身は、コンマ1秒、むしろそれよりもさらに短い時間の世界の中で、どれだけ早くなれるか、ということを、それこそ身を粉にしながら考え、練習してきたので、彼なりに言えるアドバイスはあったのだと思います。ただ、それを『自分で考える』プロセスこそが、重要だということです。
私自身は彼には遥かにおよばない競技人生でしたが、試合の瞬間における極限の緊張の中で最後に信頼できたことは『自分で対価を払って考え抜いてきたやり方』ただ一つでした。
他人に教えてもらったことや付け焼刃の対応策は、そうした極限の状況下で、簡単にできなくなってしまいます。そうした中で本当に迷いなくできることと言えば、「自分で心の底から納得し、自分がやると決めたこと」くらい。特に世界の舞台で、一瞬の気の緩みも許されない瞬間に挑んでいた彼が、それを最も大事にしていたということは、大いに刺激になりました。

プロスポーツ選手であると同時に、母校の大切な後輩。彼の活躍を祈る気持ちが益々大きくなった1時間でした。
私も引き続き、学生スポーツに携わる人たちに、一つでもできることを還元していきたいと思います!!

PS・この場をアレンジしてくれた後輩のRくん、ありがとう!引き続き一緒に我々ができることを考えていきましょう!

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