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サウナ初心者でも「ととのう」 3つのポイント

2020年、コロナによる世界規模の経済活動への大打撃を受け、多くの人々が先の見えない暗闇の中を歩いているこの時代を後の人はこう呼ぶに違いない…

「サウナの時代」と

皆さん、ととのってますか?
夏も終わり季節は秋…絶好のサウナ日和が到来しますね!
全国のサウナ愛好家の皆様は秋ならではの「ととのいスポット」探しに精を出していることでしょう。
夏とはまた一味違う「ととのい」を求めて日々研究に研究を重ねているサウナ愛好家…通称サウナーの皆さんは毎日サウナ施設探しに夢中になっていることでしょう。

サウナの醍醐味である「ととのう」という感覚を味わってみたくて地元のサウナ施設に足を運ぶ人も今年の夏は多かったのではないでしょうか?

そして多くの人はこのような感情を抱き、サウナから離れてしまいます。

「ととのう」って結局なんなの?

今回、私はそんな感情を抱いた方にむけて「私流のととのい方」について記していきたいと思います。

もちろん、サウナに正解はございません。
サウナとは常に探究を重ね試行錯誤しながら自分なりのベストな瞬間を追い求めるものだからです。
私と同じ方法で入浴したところで「ととのう」ことはできないかもしれませんが、一つのベースにはなるのではないかなと思っております。

ポイント1:「熱いと最初に感じた瞬間から1分耐えるべし!!」

「いや、マジ10分も耐えるの無理だから」

誰もがサウナに対して思ったことがある感情であると思います。

「10分」は多くのサウナ愛好家達が基準としている分数の1つで、この10分を基準に複数回サウナに入ります。(通称セット数)

私も10分を基準にセットを組みますが、あくまで基準であり、コンディションやサウナ室の温度や熱さ、空気の乾燥具合、入室人数、広さ等によって分数は変動します。(必ず10分入らなければいけない!!みたいなルールは存在しないので気負う必要は一切ありませんし、引目に感じる必要もありません)

10分はサウナに慣れた人や熱さ耐性がある人でなければ正直最初から目指すのはしんどい時間です。

サウナに慣れていないと、1分で「キツい」と感じてしまうのではないでしょうか?
私は初めて「ととのう」を意識してサウナに足を踏み入れた時、2分も経たないうちに「限界かもしれない」「これは死んでしまうかもしれない」「え?まだ2分?5分ぐらい経ったでしょ」と根を上げたものです。

でも安心していただきたい。

少ない分数でも「ととのう」を体感することはできます。
むしろ普段からサウナに入り浸っている私よりも短い時間でキマることができるでしょう。

それがポイント1「熱いと最初に感じた瞬間から1分耐えるべし」です。

サウナ初心者の頃は自分の限界値の判断が難しく、無理して入り続けてしまう人もいますし、逆もしかりで早めに出てしまう人もいます。
さじ加減が非常に難しいのがサウナの難しい部分です(そして、多くのサウナ愛好家達もサウナへの滞在時間を常に探究し続けているのです)

このさじ加減の難しい滞在時間に対する目安として入室後しばらくしてか最初に「熱い」と感じた瞬間から+1分滞在することをオススメします。

初心者の方は大体「2分」〜「3分」あたりで熱いと感じると思います。
その時瞬間に外に出てしまうのではなく、そこから1分滞在してみてください。
1分という時間を意識しながら入ることで「サウナと真剣に向き合う」ことができます。この向き合っている時間が大切で、熱さに耐え忍ぶことで最初の扉を開くことができるのです。

私はこの最初の扉を超えた先に「ととのう」という快楽が待っていると身を持って実感しました。

ただし!!最初から5分、10分と入れる人は+1分せずに時間で区切って退室することをオススメします。

ある程度区切りをつけて複数回入浴を繰り返す方が「気持ちよさの質」が違うからです。その理由は後ほど解説します。

ポイント2「水風呂は最低でも30秒耐え忍ぶべし!!その先にある快楽は世界を変える!!」

「水風呂はマジで無理…3秒も耐えれないよ…」

分かります。キツいですよね。私も最初水風呂はキツかったです。
しかし「ととのう」ためには水風呂は避けて通れぬ道…心を鬼にして言いますが「水風呂を入らぬ者にサウナ道を歩むことはできない」と…

でも、水風呂はキツいです。キツいからこそ入る時間を決めるのが良いと私は考えています。私はこの方法で水風呂を克服し、サウナの深い沼へと沈んだのですから…

そのポイントこそ「最低でも30秒気合い入れて耐え忍ぶ!」です。

そう、気合いです。すいません…耐え忍んでください…
最低でも30秒は耐え忍ぶことで道は開けます。
もちろん肩まで浸かってくださいね。

水風呂で一気に体に籠もった熱さが引き締まっていきます。そして熱で膜ができるため水内でも「あったかい」と感じることでしょう。
気づくと1分、2分、3分と時間が経ってしまうほど体感温度と水温が噛み合わなくなります。

この状態になると30秒以上浸かれるようになりますが、最初から飛ばしすぎても体調を崩す可能性もあるのである程度時間を決めるのをオススメします。

目安として「30秒」耐えてみてください。

きっと驚く体験があなたを待っています。

ちなみに!!!!!必ず水風呂に入る前は汗を洗い落としてくださいね!!!!これだけは絶対に守るべきサウナのマナーです。

確かにサウナ出て直接水風呂に飛び込めたら気持ちいいでしょう…

でもダメ!絶対!!お兄さんとの約束だぞ!!

ちなみに、私のオススメの汗の落とし方は…30度前後のぬるま湯で洗い落とすことが気持ちの良い(且、体の負担が少ない)落とし方だと思います。

さて、水風呂で体を引き締めたら…次はそう「休憩」です。

ポイント3「休憩を制するものはサウナを制する!!!!」

「さて、2セット目行くか!!」と意気込んでいるそこの貴方!!!!休憩しましたか?していないなら回れ右して休憩しましょう…究極の体験が待ってますよ…!!

ポイント3は「休憩を制するものはサウナを制する」ということで「休憩」です。この休憩こそがサウナの醍醐味であり、「ととのう」へと誘ってくれるのです…

私は初心者のかたがサウナで気持ちの良い快感を得られないのは「休憩」を疎かにしているからでは無いかと思っています。

サウナ:5分 → 水風呂:1分 → サウナ:5分 → 水風呂:1分…
上記のように休憩をせずにサウナ→水風呂→サウナと繰り返し入る方が多い傾向にあると思います。

もちろん、必ずしも休憩を挟むことが正しいわけではありません。人それぞれのセットの組み方があります。

しかし!!それでも私は「休憩」を必ずセットに組み込むべきだと思います。

サウナ:5分 → 水風呂:1分 → 休憩:3分
上記のように水風呂後に休憩を入れてみてください。
できればベンチに座って、ゆっくりとリラックスしましょう。

足の先から髪の毛の先まで…全神経が研ぎ澄まされる感覚が襲うと思います。脳に向かって体内に蓄積されたエネルギーが巡っていき、血管が開く感覚を肌で感じとることができ、毛細血管の血の流れまで意識できるほど神経が研ぎ澄まされていきます。そして、手足の先が痺れ始め、滴り落ちる水滴1つ1つの流れを肌で感じながら、毛穴に風が入り込んでいくことでしょう。

この時、感じる「快楽」は言葉では表現することができません。

ぜひ、「休憩」をセット内に組み込んでみてください。

休憩には「外気浴」と「内気浴」の2つに大きく分類されます。
※広義で見れば室内でも外の気温を浴びる行為であることには変わりないので全て「外気浴」なのですが、ここではあえて分けさせていただきます)

外気浴は「外の空気を浴びる」という意味で「外(ここでは館内外の野外を指す)の空気を浴びること」を指します。
サウナ上級者になればなるほど、外気浴の気持ち良さを追い求める人が多い傾向にあると思います。それほどまでに外気浴はサウナ愛好家にとって重要視されている行為となります。

内気浴は「館内の空気を浴びること」という意味で「内(施設内を指す)の空気を浴びること」を指します。
内気浴はクーラーや扇風機、窓から入ってくる風、館内で起こる僅かな空気の揺れを浴びる行為を指し、銭湯や入浴施設では主流の休憩方法です。
サウナ上級者は特別言葉を使い分けずに「外気浴」でまとめて呼ぶ方も多いので言葉にこだわる必要はありませんが、外気と内気では快感度に差が出るのも事実です。

この差は「主観的な気持ち良さ」や「贅沢さ」などの欲求の部分も強く動いていると思いますが、野外で外の空気を浴びながら全裸で休憩するのは極上の気持ち良さであることは言わずもがなですよね!

ぜひ、この外気浴含めてサウナを満喫していただきたい!と私は思っております。世界が変わりますし、ぶっ飛びますよ。かなり喰らうと思います。そしてサウナ沼へと引きずり込まれることでしょう。

そして「ととのう」という感覚を感じることでしょう。

まとめ:「サウナ→水風呂→休憩」を1セットで入浴してみよう!!

結局言いたいことは「サウナ→水風呂→休憩」という順番でサウナに入ってみて!というあらゆる場所で言い尽くされている基本中の基本のようなことなのですが、この基本こそがサウナを最大限まで楽しむ王道であると思いまます。

サウナは誰かと自分を比較して行われる我慢大会ではなく、自分との戦いであり、終わりなき探究の旅です。自分が一番気持ちよくなれる瞬間を探し求めて試行錯誤を繰り返した先に究極の快楽が待っています。

体の疲れが取れ、睡眠の質が向上し、翌日に最高のコンディションで目覚めることができるようになります。肌の質や血流の循環も改善され、ストレスも軽減されます。体の調子が節々まで綺麗に整っていくことでしょう。

サウナで「ととのう」感覚を味わいたい貴方に素敵なサウナライフが訪れることを願っています。

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