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ゴルゴ13になりたい。

▼昔からぼくは思っていたことがある。
ゴルゴ13になりたい、と。

▼いや、何も超A級スナイパー(狙撃手)になりたいというわけでない。
そもそも、運動は苦手だし、あまたも彼ほどよくない。
喋れる可能性があるのは日本語くらいなもんで…英語は挨拶程度…
銃は好きだけれども…ナイフの方がいいんじゃないかと思うくらい…
そして、なにより…モテない。

ぼくはゴルゴ13とはまったく逆、いや…
ゴルゴ13たる要素を一つも持っていない人間なのだ。

そんなヤツが何故、ゴルゴ13になりたかったか…

▼それはゴルゴ13の仕事に対する考え方が大好きなのだ。

彼の仕事の成功率は限りなく100%に近い。
受けた依頼はほぼ完全と言っていいほど、依頼者のオーダーを遂行する。

この「仕事」の成果はやはり、彼の仕事への考え方に寄るところが大きいのではないか、と考えている。

200巻近い単行本を読んでいると…ゴルゴ13の仕事に対する考え方に非常に憧れる。

▼自分が受けた仕事を完遂するために、どんな障害も乗り越える精神力。
そして、それを可能にする技術・知識。
まったくもって憧れる要素ばかりだ。

▼ゴルゴ13の仕事に対する考え方や能力はここでは割愛するが…
ぼくが彼の仕事観について、とても憧れたセリフがある。
それは
「男なんてのは、自分が一番良いと思う事をやるしかないんだ。たとえそれが、他人から見て、どう映っていようと……な。そして、一度決めたら状況がどうなろうと信じるしかない。」
というものだ。

▼ぼくは、この歳になっても結婚しているわけでも、ましてや子供がいるわけでもない。
だが、今している事に恥じているわけでもない。
誇りをもって取り組んでいるつもりだ。

ゴルゴ13の件のセリフは彼の仕事観が現れているものだと感じるし、不肖ぼくも、その時、その時の判断は迷うかもしれないが…一度決めたら、ぼく自身の判断を信じるしかないと思っている。

▼話は少し変わるが、仕事柄色々な職業の人と会い、お話を伺う事がある。
どの職業でもやはり、熟練していくについれ、方法論を含めた独自の「理論」を持たれていると感じる。
その理論は「人生観」にも通ずるだろうし、もちろん「仕事観」そのものであるとも感じる。

そうした「人生観」や「仕事観」に触れる度に、その人々の「仕事」が如何に素晴らしいか改めて実感する。

▼「仕事」というのは簡単にできるものではないとぼく自身は考えている。
そう言った中で、「続けること」「進化させること」「保つこと」というのはさらに難しいと考えている。
それは、時代の流れや技術の革新、需要などなど、色々な要素が絡んでくるからだ。

そうした要素を時に取り込み、時に向かい合い、そして…「続けていく」からこそ、独自の「理論」がつくられ、日々進化していくのものだと考えている。

▼話を元に戻して。
彼、ゴルゴ13のように仕事を遂行する精神力と技術。
そして、仕事に対する考え方、信念。
ぼくには真似ができないところがもちろんたくさんる。
それでも、少しでも近づけたら、と考えている。

▼あと、女性にモテモテなところは一番憧れます。

舞台演出家の武藤と申します。お気に召しましたら、サポートのほど、よろしくお願いいたします!