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映画『THE FIRST SLAM DUNK』が最高だったはなし🏀


26年ぶりの映像作品での公開💖
映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観ました。控えめに言っても限りなく120点満点に近い出来だったのでそのことについて書きます✨

というのも、今更なぜこの記事を書こうと思ったかはとあるフォロワー友人と名監督の言葉がきっかけでした。

@naaaaachi0


めっちゃ圧かけてくるやん(笑)

1人は仲良くさせて頂いているえいとさんからの言葉でした。私自身良い意味でぐいぐい行くことはほとんどないので、こういう風に言っていただける方の存在はありがたいですね😊

もう1人は知る人ぞ知るあの監督からのお言葉💖

安西先生、、、はい😇

※書くのを諦めたら試合終了ということで、以下ネタバレを含むので、ご覧になって無い方はまずはご鑑賞して頂いてからお読み下さい。


✅主人公が宮城リョータである理由


まず大きく変わったのは主人公を宮城リョータにしたことですね。この作品は、別名「桜木花道物語」と言ってもいいほど、桜木色の強い内容だったので、宮城リョータが主人公になったのには驚きました。

これには明確な理由があって、原作・脚本の井上先生は原作をただなぞって同じものを作るということにはあまりそそられなかったらしく、もう1回スラムダンクという作品を作るのであれば、『新しい視点で作りたい』と考えたそうです。

それにぴったりな人物が宮城リョータだったというわけです。実際に、宮城リョータというキャラクターは井上先生の中でも、連載中にもっと描きたいキャラクターでもあったそうです。

赤木は3年生の中心、三井にはドラマがある、花道と流川は1年生のライバル、そんな1年生と3年生の間に挟まれて唯一の2年生宮城リョータ。

だからこそ、この劇場場スラムダンクでは花道を主人公としたただの原作通りのものではなく、宮城の視点から描く新しいスラムダンクを作ったわけですね。

まさに、『こんなスラムダンクは初めて観た』というコンセプトぴったりな「THE FIRST SLAM DUNK」でした!

✅宮城リョータの物語を深掘り


宮城リョータは沖縄県出身で、家族構成が父親、母親、兄、リョータ、妹の5人家族。宮城リョータは3歳上の兄を慕っていて、いつも一緒に行動していました。バスケが上手くてかっこよくて自慢の兄だったのかもしれないですね。

しかし宮城リョータの家族で父親、そして兄が続いて亡くなってしまいます。
父親が亡くなった理由はわかりませんが、兄が亡くなった理由は友達に誘われて船で行った釣りから帰ってこなかったということになります。


失った悲しみから兄ソータを忘れたい母、兄ソータを背負いたいリョータ。

実はリョータと兄ソータは誕生日が一緒で、自分の誕生日プレートだけを砕いてお兄ちゃんだけ祝われる様な描写がありました。

そんな彼の心は「どうして自分が生きたんだろう?」というネガティブな気持ちがずっとあり、危険なバイク事故を起こしてしまいます。


原作では、この時リョータは停学中で入院していたと表記されていましたが、まさか喧嘩ではなく、バイクの事故とは思いませんでしたね。。

そんな時、故郷の沖縄を思い出して帰っていき、忘れかけた過去と向き合います。
ここで注目したいのは、この過去と向き合ったり、辛い出来事を思い出すという事は決してマイナスなことではないということです。

最強山王工業に勝つ!という兄の夢に追いついた弟。母親もその時ソータとリョータが小さい頃のビデオ見返し、過去と向き合います。


リョータも最初は謝罪の言葉「ごめんなさい」を書いていましたが、そうではなく『バスケを続けさせてくれてありがとう』と感謝の言葉を述べました。

母の傷を癒すのは謝罪ではなく、感謝の愛情。
辛さや悲しさを受け止めることで、リョータは家族を支えようとしました。
『過去を忘れるのではなく、受け止める』

立ち尽くしていた小学生のリョータは、湘北のユニフォームを着たリョータに姿を変え、母のもとに一歩ずつ近づいて、ギュッと抱きしめます。

✅最大の挑戦!敗北は失敗ではない


そして、舞台は高校バスケ界の頂点に君臨する王者山王工業と一戦です。
兄ソータが掲げたかつての目標に兄から貰った赤リストバンドをつけて挑みます。

ここでのリストバンドは兄の逞しさや強さを貰えた訳ではないんです。
兄ソータが言っていた1番最初の言葉を思い出してみてください。

『おれだっていつもそう・・・心臓バクバク』

リョータは、兄の弱さを思い出して、精一杯強気なフリをするんですね。それは恐怖や敗北を知ってるからこそ強くなれるという事。


赤城は河田兄には勝てない、、
➡️ だけど湘北は負けない、泥に塗れて湘北を活躍させる

三井はブランクによるスタミナに勝てない、、
➡️粘り強さで、復活して相手の意表をつく

流川は沢北には勝てない、、
➡️ 周囲を活かし、自分という個を活かし沢北を超えようとする

桜木は野辺には勝てない、、
➡️だからどうやって相手を出し抜くか考え抜いた

リョータは深津には勝てない、、
➡️だからこそ尻込みせずに小さいからこそ低い重心で抜ける


『負けや恐怖を知らないから、圧倒的な自信があるから王者山王は敗れました』

予想だにしなかった湘北の追い上げの中に最後まで、戦い尽くします。

試合終盤でゾーンプレスをかけたり、最後の最後でタイムアウトを取らなかったり、逃げ切りの選択はありませんでした。

何故なら負けたことがなかったからです。

勿論、王者として勝者として素晴らしいメンタリティーですが、自分達が負けたことがない、負ける訳がない。という圧倒的な自信が負けをもたらした一つの要因だと思いました。


スラムダンク最終31巻引用


しかし『負けは財産であり、必要な経験だということ』

奇しくも沢北が「俺に必要な経験をください」と願ったことが意外な形で彼に届けられましたね。

試合後、リョータが兄ソータのリストバンドを母に渡しました。
ここからは兄を超えて、自分の道を信じて歩いて行くという決心が現れてます。

✅まとめ

作者の井上先生が過去のツイートで「成功」という評価軸は誰かに委ねてしまいがちだけど「成長」は常に自分に起こる。
挑戦することの尊さを理解する社会であってほしい。レールを外れずに歩くこともいいが、レールを外れたものにしか掴めないものもある。と仰ってます。

このレール外れるとは上記で話した自分と向き合うことや、いろんな角度から物事を捉えて「行動する」という意味だと思います。

好きなことに挑戦してわるいか?
挑戦する時に怖さは誰しもが持っていますが、そんな時こそ"成長"できるということをこの作品を通して学ぶことができました。

✅おまけコーナー


スラムダンクの原作は31巻で完結してますが「あれから10日後」という井上先生が書き下ろした続編があったことはご存知でしょうか?

ここまで読んで頂いたお礼にまだの方は、ぜひご覧になってください✨


映画『THE FIRST SLAM DUNK』オープニング主題歌✨

『THE FIRST SLAM DUNK』挿入&エンディング主題歌✨


最後までお読み頂き、ありがとうございました
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