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リサイクル業界(古物商業界)トップ2社の決算説明会資料を分析してみた

こんにちは。今日は、古物商(リユース品を販売している)業界の日本トップ企業の決算書を分析してみたという記事を書きました。

暗号資産古物商も古物商業界に包含される形で運営することになるので、暗号資産古物商をやっている上では、マクロな古物業界全般の動向を知らないといけないなあとは前々から思っていたのですが、時間が取れなかったので、この記事を書くにあたって調べようと思いました。今回の記事ではシェアの高い会社に絞って分析を公開していきたいと思います。

1. ゲオホールディングス

まず最初に業界売上高1位のゲオホールディングスのIRを読んでいきます。貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書は以下の通りです。

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売上高は横ばい、粗利は微増傾向にあります。IRの資料にオンライン化の推進、海外展開の戦略があったので、そういった部分に力を入れていくのが伺えます。

しかし、新規出店に伴う販管費の増加や人件費の上昇によって営業利益を出すのが苦しそうに見えます。

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店舗拡大とオンライン化が相反する戦略に見えなくもないのですが、店舗を構えることで広告費もほぼ固定費のようなものになってしまう可能性があり、しわよせが来ないうちに一気にオンライン化を進めていくのかなという印象です。

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セグメント別の売上は以下の通りです。レンタルはSDGs、シェアリングの波に乗じて伸びていそうなイメージですが、苦戦気味なのが意外でした。

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そして少しずつプラスにしているメディア系リユース事業に注目してみると、非対面式のロッカー型レンタルショップにも注力するということが入っていました。これにより地代と人件費の削減になり、利益率が高いビジネスになる可能性があるなあと思いました。他社のストリーミングサービスとどう差別化していくか注目です。

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2. ブックオフホールディングス

次は業界売上2位のブックオフグループホールディングスです。財務3表は以下の通りです。

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売上、粗利、販管費ともにYoYで微増ですが、営業利益や純利益は大幅に増加しているため、気になるところです。営業利益率は2.1%です。


買取がうまくいっている

富裕層を中心とした買取を行っているハグオールの仕入れ経費率の見直しに成功し、収益化を達成しています。百貨店からも買取り、最適なチャネルで販売しているようです。

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既存店の売上も順調であり、特にブランド品や時計、トレカなどの伸びがQoQで115%↑になっていますが、季節的な要因が影響している可能性もあるため、1Q分の決算をみて完全に判断することはできません。

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その他には、リペアやリメイクを行うジュエリーアセットマネージャーズ社を買収したことで、ブランド品や時計のリペアを行ってから販売することで、粗利率を高められる可能性があります。ここは来年の決算で答え合わせができると思うので、楽しみにしておきましょう。

今後注力する点

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その他の印象としては、海外進出・ITへの投資を積極的に行う意思があることから、ゲオホールディングスと同じように、古物業界では「海外のパイの奪い合い」に手を伸ばしていることが見られます。

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最後に

今日は、知名度の高いリユース業界2社のIRから動向を読み取ってみました。海外進出、IT化に向けて動き始めていることが見て取れました。

事業を作っていくにあたり、マクロな地図を捉えられているのといないのでは解像度も変わってくるため、今後も数字から読み解くのは大切だなあと思いました。分量の関係で最新の1Q分しか分析できませんでしたが、時間をとって5-10年分まるっと見てみたいと思います💪

ブロックチェーンに限らず、失敗が許される空間で仮説を立ててみることで思わぬ発見があったりします。上記の内容を読んで、僕と話してくれるよという方は気軽にツイッターでDMください!💫


参照元:
https://www.bookoff.co.jp/
https://www.geonet.co.jp/



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ありがとうございます。記事更新がんばります!
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