『君の名は。』

入れ替わりと同時にふたりの時間がズレているのかもというのは誰もが早いうちに気づくと思うけど、ふたりともスマートフォンのアラームで目覚めて日記アプリも難なく使いこなしているのが逆に違和感をもたらすと言うか。そして3年というラグが絶妙で、それくらいなら携帯も使えるだろうし、東京との文化的な遅れも「田舎だから」で納得できるし、口噛み酒もいい具合に醸されるしで、やはりあの仕掛けはネタバレ無しで観ておくべきだなと。あと最後に再会した時点で三葉のほうが3歳上というのが個人的に超ツボなのです。瀧には5年だけど、三葉にとっては8年。今までの新海誠作品ではおおむね男のほうが長く待ち続けているので、これはなかなか感慨深いものがある。

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