10月17日は,クーデター未遂事件「十月事件」が未遂のまま終わった日。
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概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとや,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)
今日は何の日
10月17日は,クーデター未遂事件「十月事件」が未遂のまま終わった日です。
1930年代の陸軍に,桜会というグループがあった。このグループの一部は,クーデターにより社会を変えようという考えをもっており,それを実行しようといしていたと言われる。
1931年9月,陸軍の石原莞爾によって満州事変が起きる。陸軍の一部の人間によって引き起こされ,のちにそれを政府が認めるという,異常な状況とおもわれる。満州事変がのちの太平洋戦争への突入を生んだともおもわれる。
この満州事変の流れに乗って,桜会のクーデター計画が進められた。関東軍を日本から独立させるという電報を契機に,首相以下を暗殺して,日本を支配下におこうという計画だったという。
幸い,桜会のクーデター計画は決行のまえに発覚。首謀者たちは軒並み逮捕される。しかし,おどろくべきことには,逮捕者は地方転勤という処分ですんでいるということだ。
重大な事態をあいまいなままにすませてしまうというのは,日本の得意とするところ。
ちょうど,自民党の政治資金パーティー収入の裏金問題と同じだ。
興味を持たれた方へ
陸軍の独断専行はなぜ生じたのか
川田 稔 (著)「昭和陸軍全史 1 満州事変」 (講談社現代新書) [Amazon]
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