東北で旅人に対する洗礼を受けました【61~70日目】
Twitterにて自転車旅(日本一周未遂)の振り返りをかんたんに行っています。noteでも10日ごとに、少し踏み込んで振り返ることにしました。今回は第7弾です。
【前回はこちら】
61日目:本土に戻り自転車メンテナンス
早朝に起きて、新潟市に戻りました。朝早すぎてあまり記憶が残っていません(笑)
ブログで「みかづき」さんのことをディスっていますが、好みの問題ですのでマズいわけではないです。このときは世間知らずで、ちょっと尖っていました。許してください。
62日目:笹川流れ
旅中も定期的に身体がだるくなりまして、睡眠不足だったり食事不足だったりが原因だったのかなと思います。睡眠に関しては日によって快適さがかわりますからね。当時は若かったということ。
笹川流れは美しかった。またいつか、今度は車で走行したいものです。(新潟となるとさすがに遠い)
63日目:温泉day
この日もゆったり。なの花温泉田田の濁り茶湯はすごく強烈でした。「1日5分以上は入らないでください」なんて張り紙、初めて見ましたからね。
夕方はちょっと感傷的になっていた記憶があります。夕日がそうさせたのでしょう。
64日目:白瀬南極探検隊記念館
自腹で2億円近い借金を背負って南極を旅し、借金返済のために残りの人生を費やすという壮絶な内容でした。比べ物にならないくらいゆるゆるな旅をしているものの、いろいろと考えさせられます。
借金してまで旅をするのかと聞かれたら、速攻「NO」と答えるでしょう。覚悟って言葉にするのは簡単ですが、実行しようとすると難しいものがあります。
65日目:寒風山
秋田市は想像よりは都会っぽかったです。
寒風山に登るのは決定していたのですが、想像以上に大変で、途中帰ろうかと思ったのは今だから言えること。笑
何とか登り切ったあと、雨雲が向こうの山から迫ってきたときは泣きそうでした。一人だし怖いんですよ、こういうの。雨の中走るのも本当に嫌です。。
66日目:男鹿半島を急いで一周
駅伝の交通規制問題が発生し、まさかのタイムレースに。。
悪天候にも見舞われつつ、男鹿半島は一周したいと思っていたので全速全身で進みました。
無難にUターンして北上すればすぐだったんですけどねぇ。なんだかんだ、ロマンを求める人間なのだということで。w
67日目:マクドナルド停滞
朝から雨で、パソコンの充電もギリギリだったためマクドナルドで停滞することに。この先しばらく充電できそうなチェーン店もなさそうですし、こういう日は必要です。
68日目:テントがカビたという事実
梅雨だし雨続きだしということで、テントのカビを見つけたのがこの日。結局テントは翌年まで使ったものの、2018年9月に北海道で地震に遭い、実家に帰ったタイミングで捨てました。思い出に残していても、カビたものは微妙ですしね。
がっかりしすぎて、大雨の中、傘を差しながら歩くというセンチメンタルな気分に浸っていました。靴もびちょびちょ問題発生して、この旅1番に落ち込んだ日だったと思います。
69日目:十二湖『青池』
さすがに3日も停滞できぬということで、カッパを着ながら出発。
気持ちを入れなおすために外食しようと決めて「ハタハタ天丼」を食べたのですが、これが本当においしくてまた食べたいくらいです。元気になってよかった。
十二湖というか、白神山地全般はいつか車で……!
あとは濃霧の中、自転車走行は相変わらず恐ろしかったです。自分の走行もですが、車からも見えにくいので危ないんですよね。とはいえ、変なところで野宿すると熊に襲われます。旅も大変だ。
70日目:五所川原
ようやく平野部に戻ってきて一息。五所川原立佞武多館をまったり歩き回りました。というか、自転車で毎日60km以上走っているなんて、普通の生活をしていると信じられないのですが、このころは完全にマヒしていたようです。
10日間の総括
前回の10日間は「坂道と風邪」で、今回の10日間は「悪天候と霧」に悩まされるという、旅人の洗礼を受けていた気がします。そのぶん、楽しみにしていた北海道が近づいてくるのでワクワク感もありました。
この10日間は特に大きなイベントがなかったこともあり、あまり覚えていないというのが本音です。人間って嫌なことのほうが忘れやすいっていうじゃないですか。そういうこと。
東北の思い出がちょっと暗くなってしまっているので、いつか再訪したいものです。九州からだと一番遠いんですよね。距離的に遠いのは北海道ですが、福岡空港からLCC便で安く行けるので、やはり東北のほうが遠い。
こういう霧だらけだった道も、晴れていたらきれいなはず。
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