【ドラッグストア】「すぐに風邪が治る薬」を下さい! ((゜゜;) …!?)
タイトルにある言葉は、私が接客中にお客様から何度か聞いた言葉です。
ある程度の経歴のある資格者の方なら、きっと似た様な経験をしているのではないかと思います。
また、風邪薬の購入時に、この様な事を申し出たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
《身近な病気ではあるけれど…。》
困ったことに、忙しい時に限って風邪をひいてしまうものです。
仕事や家事などに追われていると、休んでる暇もなかなかありません。「早く何とかしたい」という気持ちはよく分かります。
私も立場上、簡単に仕事を休むことができません。
体調が悪くなると、店長を休日出勤させることの申し訳なさから、この世の終わりみたいな気分になります…。
しかし、残念ながら「すぐに風邪が治る薬」というものは存在しないのです…。
風邪薬としての効果を高める為に、西洋薬と漢方薬を組み合わせたり、有効成分を承認基準の最大量まで配合したりという事はありますが、決して「すぐに風邪が治る魔法の薬」ではありません。
この様な感じで、「風邪」は私達にとって身近な病気であるにも関わらず、意外と正しく理解されていないのです。
学校の保健体育の授業で教わる事もないですからね…。
私自身も、試験勉強のテキストを読んで「風邪とは何か?や風邪薬の役割とは?」を初めて知りました。
《風邪とは?風邪薬とは?》
そもそも、「風邪」とは何者なのでしょうか?
では、「風邪薬(総合感冒薬)の役目」は一体何なのでしょうか?
私が「なるほど!」と思った点は、風邪薬は辛い諸症状を「緩和する」薬ということです。
つまり、体内からウイルスを追い出す薬でもなく、そもそも風邪を治す薬でもないというのです。
風邪薬を1~2回飲んだだけでも辛い症状が抑えられるので、すっかり治った様な気になっていたのですが、実は違っていたのですね…。
《結局のところ、どう対処するの…?》
結局のところ、最終的に風邪を治すのは、本人の「免疫力」や「抵抗力」なんだそうです。
試験勉強用のテキストや資格者向けの指南書に、その様な記載があります。
栄養・水分を十分に摂り(消化の良い物を食べる)、しっかり睡眠を取って体を休めることが一番の対処法なんだとか…!
いつだったか、電車の中吊り広告に「風邪の時は休もう」という様なキャッチコピーが書かれていて、ちょっと話題になりましたよね。まさにあの広告の通りなのです!!
だからといって、お薬を飲まなくて良いという訳ではありません。
熱にうなされたまま、咳や鼻水が止まらないままでは、十分に体を休めることができませんよね?
辛い諸症状を抑えて体を楽にするために、薬剤師や登録販売者に相談をして、適切なお薬を購入してくださいね。
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