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得意も不得意もしょせん「才能 × 経験値」

「文章を書くことは得意なんですか?」と聞かれると、いつもどう答えるべきか悩みます。

読書感想文や日記が苦手な子どもだったので、書くことについての原体験はどちらかというと苦手寄りでした。

しかし小五の時にハリー・ポッターに大ハマりしてからはすっかり読書好きになり、大学では文芸サークルで書く活動に入れ込むことに。

作品を書いて感想や批評を貰ったり、人の作品を読んだりと、小説や批評の読み書きにある程度の時間を費やしてきたところ、いつの間にか書くことは人よりちょっと得意かもしれないことになっていました。

ちなみに、上橋菜穂子さんの守り人シリーズやアレックス・シアラーのチョコレート・アンダーグラウンドは今でもめちゃくちゃ好きな作品です。

時間をかけて得意になれることもある

むかし苦手だったこと、時間をかけてできるようになったこと、最初から得意だったこと……得意にもさまざまなグラデーションがあると思います。

最初から苦労せずできるようになることもありますが、それは手垢のついた表現を使えば、才能があるということなのかもしれません。

一方、最初はどうにもこうにも上手くいかないことでも、時間をかければそれなりに形になることも多いです。社会的に職業が成立するほどコモディティ化したスキルの多くは、適切な経験を積めば誰でも習得できるものだと思います。

(ただし「片付けができない」「忘れ物をしてしまう」など、人それぞれにどうしてもできないことは世の中には存在するので、それは否定しちゃいけないと思います)

根っからのソロプレイ好きでも、コミュニティとプロジェクトの運営は得意分野になれそう

2019年。今の自分にとってコミュニティ運営とプロジェクト運営は、才能がないなりに得意になりつつある二大分野です。

2015年にYAPという社会人の地域活動サークルで活動をはじめ、最初はメンバーの一員として、次第にイベント企画の取りまとめやプロジェクト推進、団体運営にも関わるようになってきました。

その過程でこの数年間、まあたくさんの失敗をしてきているわけですが、お陰で経験値も貯まり、自分なりのノウハウやお約束パターンなんかも見えてきました。

迷惑をかけながらも一緒に活動してくれているメンバーの前では間違ってもドヤ顔なんてできないですが、だんだん得意になりつつあることだとは認めてあげてもいいのかなと思うようになっています。

ちなみにわたしは根っからのソロプレイヤータイプです。ゴールが決まったら一人でちゃっちゃか手を動かすほうが性に合っているので、まあ最初は苦労した(し、周りも大変だったと思う……)のですが、行動にも思考にもそれなりの時間を費やしたから、苦手なりに経験値を積んでこれたのかなあと思っています。

「1万時間を費やせば一人前になれる」とはよく言ったものですね。仕事や活動の過程で苦手なことに取り組まざるをえない時は、いまどんな経験値を貯めているのかを意識してみると、後から自分を褒められるんじゃないかなと思う今日この頃です。

#コミュニティ #コミュニティ運営 #プロジェクトマネジメント #得意 #不得意 #才能

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