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昭和42年男のカルチャー日誌

昨晩「新 美の巨人たち:『台東区立朝倉彫塑館』×田辺誠一」を視聴。今春の番組企画:東京アートウォーク第3弾。今回は「台東区立朝倉彫塑館」。約6年前、テレ東の深夜ドラマ「東京センチメンタル」で撮影舞台になっていた建築物(だったはず?)。「大隈重信」・「小村寿太郎」等々近代日本を牽引した偉人の「彫塑(ちょうそ)」製作で名を成した日本彫刻界の巨匠朝倉文夫が自ら設計したアトリエ兼邸宅。鉄筋コンクリート造の洋風建築のアトリエ部分と、伝統的な数寄屋造りが印象深い和風建築が組み合わさったハイブリッドな建築物。大きな池を抱えた和風庭園が中心に配されており、水面が空の情景を写し取ることで、庭園鑑賞時に動きを感じることが出来る工夫は朝倉氏の発案だったとのこと。洋風建築と和風建築の結合箇所は人工物のコンクリートと天然の木材を融合させて違和感を感じさせないアイデアも、同氏によるもの。後半には、朝倉氏が「芸術界の後進育成」のため、本建築を教育の場として利用していた話は胸アツでした。ちなみに、谷中のカヤバ珈琲は近々行ってみたいですね。

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