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昭和42年男のカルチャー日誌

本日午前中、トーハク特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」来館鑑賞した後、そのまま「東京藝術大学大学美術館:渡辺省亭-欧米を魅了した花鳥画-」へ直行。結論から書くと、アート鑑賞のハシゴは極力すべきじゃないし、やるなら、せめて「和風+洋風」みたいに、毛色の違う組み合わせにすべきだとあらためて思った(心掛けていたつもりだったのですが・・・)。最近、在宅勤務が減少、出社勤務が増えてしまう中、毎朝、地下鉄大手町駅界隈で目に入っていた「渡辺省亭」の名前が冠された広告効果なのか、勢いで鑑賞してしまった。個人的に「花」や「鳥」単体をメインにした画風に、あまり興味は無かったうえに、「鳥獣戯画」で脳の体力を使っていたため、鑑賞用集中力がダダ下がりしてしまい、寧ろ、美術館サイドに失礼な鑑賞内容になってしまった(反省)。渡辺省亭氏は美術グループに属さない、孤高の絵師といったイメージな方で、それがあまりメジャーにならなかった理由の一つだった様です。個人的には彼の作品の中では、特に女性画に惹かれました。解説で鏑木清方との関係に触れており、自分の美人画性向に何かしら共通項があるかな?とか思ったり思わなかったり。あと、無線七宝の技術を開発した濤川惣助氏との関係性については初耳だった。宮御所(迎賓館赤坂離宮)の有名な七宝額絵の連作の元絵は「渡辺省亭」だったそうです(驚)。

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