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「完璧主義」という罠

うつ病になりやすい人は、完璧主義の人が多いってことはよく言われておりますが、そういう僕自身も完璧主義だと思っています。

完璧主義とは心理学においては、万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと 。定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。 ウィキペディアより

完璧主義はしんどい

僕は、自分自身に対して厳しいところもある一方で、「人からどう思われているのか」ということを結構気にしているところがあります。
また、他人に対しても同じように厳しい目で見ているところがあると思います。

例えば、
「このくらいの仕事は出来て当然だし、周りの人も出来て当然。」
「皆が頑張っているのに、僕も頑張らないと!」
「あのマラソンに出るために、月に200㎞走らなきゃいけない。今日も10㎞走らなきゃ!」
とかまぁ、いろんな場面で陥りやすいものです。

上の例でいうと、例えば毎月200㎞走るために今日も走るとか。毎月目標を達成できたり、着実にこなしていき目標に近づいているなって思えるときはいいですけど、いざ目標が達成出来なかったり、「やろうと思っていたのに忙しくてできなかった」ということは誰にでもよくあることだと思います。

で、ここからが問題なのですが、普通の人だと「目標が達成できないこともあるけど、次があるし切り替えよう」って思えたりするけど、完璧主義の人はそれが出来ないのです。結果として、うつ病になりやすい人が増えているのかなって思います。

「~しなければ」という考え

完璧主義の人って、真面目で責任感も強く、自分が納得行くまでとことん追及するところがあると思います。
ですが、先程も述べたように、完璧主義は上手くいっているときはいいですけど、物事が上手くいかなくなったときは心身ともにすり減ります。

仕事をする上では、完璧主義を辞めるのは難しいかもしれませんが、自分が好きでしていることには、少し見直したほうが楽になれるのではないかと考えています。

実際、僕も昔は「月に200㎞走らなきゃ」とか「もっと速く走れるようにならなきゃ」とか追い込みすぎていました。
そんな考えを繰り返すうちに、次第に走ることがしんどくなり「何故自分は走るのか」わからなくなり始めました。
次第に走らなくなるときが増えてくると、今度は自己嫌悪に陥り、うつ病の症状もしんどくなっていました(シーンは違えど、こういう風な考え方にはうつ病の人は特になりやすいのかなって思います)。

1度立ち止まり、「何故走るのか」について考え直すと、それは走ることが好きだからってところに行き着きました
(もちろん体型を維持したいとか、速く走れるようになりたいって考えはあります。笑)。
なんかありきたりな考えですけど、結局はそんなシンプルな理由でした。

そんなシンプルな考えになってからは、月に何㎞走るとかっていう指標よりかも、「今日は疲れてるから、1㎞とかでいいや!」とか「時間ないし5分か10分でも運動すればいっか」みたいな考えになりました。
そういう風な考えになってからは、走ることがまた楽しくなり始めたし、続けることが楽になりました。

仕事については、まだ完璧主義なところがあり、しんどいなって思っていますけど、少しずつでも楽になれればいいなって思います。

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