「本気で良かった記事」を教え合う会が楽しかった話

先週末、CAREER HACKの野村さんと、日本仕事百貨の中川くんと僕の3人で、清澄白河にあるリトルトーキョーに集まって「本気で良かった記事を教え合いっこする会」をやりました。(実は全員、日本仕事百貨のインターンだった)

それがすごく楽しかったので、忘れないうちに書いておこうと思います。

・・・

きっかけは、僕がNotionについてツイートしたことでした。

その記事のストックの仕方、私もやってみたい!」と引用リツイートしてくれたのが最初の接点。自分以外の人が選ぶ良かった記事を紹介してもらったら、自分が知らないまだ見ぬ面白い記事に出合えるかもと思って、すぐに野村さんに声をかけて会う日を決めました。それが、先週末の話です。

・・・

いざ、本気で「これ良かったなぁ!」と思う記事を選ぶとなると、かなり気持ちが入るもの。「うーん、あれなんだっけ、すごく良かった気がするんだけどなぁ〜」なんて言いながら、心に残っている記事を探していくのは、自分の核にあるものを掴もうとするようで、すごく楽しかったです。

(ちなみに今回、そんなに深く考えずにまずは会ってみようということで始めたので、もし次回違うメンバーでやるとしたら、事前に記事を選んでおくと進行がスムーズかなと思います)

Facebookのメッセージグループをつくって、ひとりずつ記事リンクをシェア。そして、どうしてその記事を選んだのかを紹介していく形式で、ぐるぐると進んでいきます。

「本気で選ぶ」となると、どういうとき・タイミング・気分で出合ったのかまで話せるので、他の2人の話を聞きながら、何となくその人の記事との向き合い方、癖まで知れて、だからこの記事を選ぶのね、と理解もできます。

2人が選ぶ記事は、書き手の意思が感じられて、どうしてその取材者に話を聞きに行くのか、そのときの温度感、感情、葛藤などを省かずに丁寧に書いているものが多かったです。「この書き手が信頼ができると思ったから読んだ」と言っていたのも、なんだか“らしい”な〜と思えました。

・・・

この「本気で良かった記事を教え合いっこする会」、リンクをシェアしているので、後日じっくりと他の人がオススメする記事を読めるのもいいです。2人ともたくさんの文章を書き、読むタイプだったので、コンテンツとしても濃厚なものばかりで読み応えがあってよかったです。

▼ 野村さん

ほぼ日のいい扇子2014
親にも彼氏にも言えない。新宿の深夜薬局、カウンター越しの小さな物語
女子力より、人間力を。長田杏奈が提案する自分のためのメイク

▼ 中川くん

徒弟制度に憧れ帰化。筋肉と庭園を愛する庭師、村雨辰剛さん
「ぼく」/「あたし」との4か月
書きかけてやめた、福島のことを、もう一度。

▼ 平野

あのひとはなぜ「ネタ切れ」しないのか?——世界を見つめる解像度
私、女性誌のキラキラ感を笑う気になれません、という話
世界は「夢組」と「叶え組」でできている

・・・

本気で良かった記事は、頭の片隅にこびりついて忘れられない。そんな、誰かの頭に残るような記事ってどうやって生まれるんだろうなぁと最近考えます。

知らないものに出合えて知れるのって、やっぱりいくつになっても楽しいものです。

いつか、本で良かったなと思う箇所を引用する会とかやりたいなぁ。ちなみにですが、「#ことばのクリッピング」というタグで、ぽつぽつと集めています。振り返って読み返すと力になることばが多くて、昔の自分よくやったなって思います。▼


よろしければサポートお願いします! いただいたサポートは新しいサブスクを試すための資金にさせていただきます!