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自己紹介代わりの記事

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平野太一の自己紹介代わりのnoteをまとめたマガジンです。 https://note.com/yriica/n/n1f7f76d8dd08 2017/02/06〜
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#エッセイ

平野太一(ひらのたいち)の自己紹介

自己紹介 他己紹介自分がどんな人間なのか、知り合いのみなさんが紹介してくれたものを1つの記事にまとめました。 インタビュー記事1. kakeru noteを書きたいなと思うものの、何から始めたらいいか悩んでしまう方に向けて、どういう記事を書くといいのか話しました。 新しくリリースした「サークル」機能について、どういう背景でつくったのか、心がけることを話しました(リモート取材)。 2. note株式会社 どうしてnoteにディレクターという職種が必要なのか、ディレクタ

ドキュメントは非同期の愛

人数が増えればそれだけ、同じところで迷う人がふえる。だからこそ、“車輪の再発明” をしないように、社内ドキュメントとして残していくことが大事になる。 昨日アップデートされた、「SmartHR Design System」の運用理念にあった以下の言葉がすごくいいなと思ったので、少し考えたことを。 自分が知りたいことは、 きっと誰かが先に考えている何かわからないところが出てきたとき。社内の他チームに聞かなければならないとき。「すでに誰か書いていないかな?」と考えるようにしてい

「人前で話すのが苦手」で終わらせなくて、本当によかった

話すのが苦手だから逃げてきた 他人に何かを伝えるとき、「話す」という手段をできるだけ選ばないようにしてきた。なぜなら、人前で話すのが苦手という意識がずっとあったからだ。 緊張してしまって表情が消え、口を開けないで話してしまい聞こえづらい。さらに、相手の反応を窺うあまり、話しながら内容が飛んでしまう。 そんな思いをするぐらいなら、ちがう手段で他人に伝える方法を鍛えよう。そう思って、「書く」勉強をこれまでずっと続けてきた。何かのインタビューでも、「話すのがとにかく苦手なので、

京都は、旅行するより「住みたい」場所になった

以前京都に行ったのは、4年前の11月中旬。街が鮮やかに色づき、どこでシャッターを切っても絵になる京都が大好きだった。 大学時代は大阪に住んでいたため、街が色づくこの時季になると毎年行っていたが、東京で働くようになってからはタイミングが合わず、ここ数年行けていなかった。 ニュースを見ていると、今年はこの時季でも京都の訪問客が少ないらしい。ならばこのタイミングで行ってみようと思い、善は急げで、新幹線を予約した。 どこに泊まるか、それが大事だ人それぞれ、旅行で大事にしているこ

仕事のことばかり考えていたら、感性の根っこが腐った

生活のすべてを無印良品に委ねた無印良品ばかりを買うようになったのは社会人になった頃だったろうか。 無印良品は、暮らす上で必要な日用品が揃っている。無印良品を選んでおけば間違いないから、必然的に身の周りのものが無印良品だらけになった。 無印良品の良いところは、これを買う理由がきちんと説明できるところだ。生活になじむ、値段が高すぎない(= 質に見合っている)、そこそこおしゃれ。つまり、東京で一人暮らしをする自分のような人間にとってちょうどよかった。 当時の自分は、仕事が第一

できないリスクを最小まで抑える、“タスクの小口化”のすすめ

自分の仕事の進め方は、特に奇をてらったものではなく、至極簡単な心がけです。 「仕事の全容を可視化・整理してから、タスクの小口化をすること」 もう少し詳しく説明します。 仕事の内容というのは、タスクを行う対象で場合分けしてみると、 大きく分けてこの2つがあると思っています。 ①は自分次第なのでタスク化は簡単ですが、②は自分ではコントロールできない部分が増えるので少し難しいです。自分がこれまでやってきた仕事は①が多かったため、今回は①について詳しく説明します。 ・・・

約2年半勤めたBAKEの退職に寄せて

8月31日、2016年1月から約2年半勤めたBAKEを退職しました。 最初は、「CAKE.TOKYO」という、おいしいお菓子をつくる人たちのストーリーを伝えるウェブメディアの編集を担当。 毎月30万PV程度の中堅メディアになったので、もう少し大きなことに挑戦してみたいと思い、BAKE CHEESE TARTの期間限定フレーバーのリーフレット作成やSNS・LINE@運用まで、横断的に幅広く“おいしい”仕事をさせてもらいました。詳しくはこちら。 そして一昨日の9月19日夜

素晴らしい料理を目の前にしてその作り方を聞くのは無粋だ

ここ最近、月の初めに、これまでお勧めしてもらった本の中から数冊買っています。自分では読まないような本を教えてくれるので、自分の興味の幅を強制的に広げてくれる感じがすごくいいです。 今月は、「美味礼讃」という本をお勧めしてもらって買いました。かなりの本好きの友達に紹介してもらったんですが、彼からの推薦文は「食の小説の中で、未だにこれに匹敵するものがない」とのこと。ちなみにこの本、1994年に文庫された本なんですよ。 この本は、作家・海老沢泰久の代表作で、主人公である辻

「料理ができない」は、ポテンシャルしかない

正直、僕は料理ができません。 まず、今日の自分が何を食べたいか決めて、それをつくるための食材を買って、つくるための工程を経て、食べたいものをつくる。そして、食べ終わった後は、食事の片付けをする──。 「料理」には、いろいろな工程を経る必要があります。だから、つくったものにありつけるまでに決めないと進めないことが多すぎて、そして、自分の中の“料理ボキャブラリー”が少なすぎて、野菜一つ取っても、どう切ったり焼いたり蒸したりしたらいいのか分からないんです。 「よっしゃ料理がん

「恥ずかしいから書かない」に逃げない

失敗は恥ずかしいものだと思って言語化しないままにするのは、ラクだし恥ずかしくない。でも、そういうめんどうなことから逃げていると、いつまでたっても自分の身にならないと感じています。恥ずかしいから書かないのではなく、恥ずかしかったけど次回はそうしないようにしようと書き残す方がいい。そんなふうに思った話です。 ・・・ BAKE CHEESE TARTで、8月1日から「フローズン レモンチーズタルト」を販売します。今回自分は、その撮影担当でした。 7月20日が情報解禁日だったの

27歳、冒険するなら今かもしれない

6月12日、27歳になりました。 Facebook、LINEでメッセージをもらうと、自分のことを覚えていてくれたんだなぁと思って、じんわりとうれしくなります。自分が肯定されている感じ。一言でももらえるだけで元気が出るものです。 ・・・ 今日、2018年下半期の「しいたけ占い」の記事が公開されていました。 「しいたけ占い」は公開されてすぐに見て、よしなに振り返っているんですが、わりと当たっていてびっくりします。そして今回、夏ぐらいにまでに何となく考えていた「冒険」につい

必要なのは「弱さ」を見せることだった

今の自分に必要なのは、弱さを見せることなんじゃないかと思う。「できないから助けて!」「これ手伝ってほしいんだけど」というような、ささいなことばを言い出せない自分は、自分で自分の首をしめているんじゃないか──。そんなことを、「北欧、暮らしの道具店」のイベント『FIKA NIGHT』に参加した帰り道に、歩きながら考えた話です。 ・・・ 昨日参加した、「北欧、暮らしの道具店」のイベント『FIKA NIGHT』のメインテーマは、「私らしさをつくるもの」。 うっとりするようなムー

なくてもいいものが、こんなにたくさんあってよかった

そういえば毎年書いている「桜」エントリー。東京に来てから、今回で4年目。そういえば、もうそんなに経つのだなと思う。 ・・・ ■ 2017年 今年も桜の季節がやってきた ■ 2016年 桜の季節がまたやって来たことが、とてもうれしい ■ 2015年 桜があれば、上を向いて歩いていける。 ・・・ やっぱりこの季節の風物詩である桜は大好きだなぁと、しみじみ思う。桜を見ると、今年も3ヶ月が過ぎてしまったことを嘆きながらも、春がやってきたことをうれしく思うし、夜に歩きながら

美味しかった幸せは、また思い出したい

目の前に出された料理を口に運ぶ。味わう。もちろん、感想は「美味しい」だ。思わず笑みがこぼれる。「これ美味しいね」と伝える。相手も「美味しいね」と言う。 ただ、後日、自分が思い出せることは「一緒に食べたという事実」と「食べた料理が美味しかったという事実」の2つだけ。それが最近、ものすごくもったいないなと思うのだ。 ・・・ 何かを食べたとき、「美味しい」と感じる以外にもたくさんの情報を得ているということを、自分ではわかっている。 でも、それを他の人に伝えるためのボキャブラ