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新卒カードしくじり先生−しくじったけど良かったなあ。

こんにちは、ゆれ(@yr_sales)です。
今回は、現在26歳2社目の私が、なあなあ就活で1社目に入社をして、その後しくじりに気づき転職を志すまでを書き連ねます。いわゆるキャリアの棚卸し、久しぶりに就活や前職のことを思い返しました。本編は一部話し口調で書いています。なんとなくその方が書き進めやすかった。

【脱線】
ネタを考えながら自分がnoteの発信を通して、どんな益を提供できるか。なんて一丁前なことを考えていました。でもそんなことはまずは量を発信してどこに反響が集まるかを見ないと分からない、と思いやめました。今はただ、いろいろ考え、悩みながら自分なりに進んだ記録を残していきたいですね。質より量。仕事もnoteも同じか。

なんで就活したの?

「なんで就活するの?」
当時に自分に聞いたらきっと怪訝な顔をされそう。

答えは至極単純。3年生も半ばになれば「就活」して社会人になる準備をしないといけないと思ったから
周りがやるから、そういう世間だから。何の迷いもなく受け身スタイルで就活スタート。

タイムマシンがあるなら戻って言いたい…。
自分はどんな人間で、どういう風に社会に貢献したいか。ぐらい考えても良かったんじゃないかーーーーーーーーーーーーーーー?????(せやろがいおじさん調)

 焼付刃みたいな業界志望と「大企業シンドローム」

3年生も冬場になったころ。少し遅いくらいの自己分析からスタート。
リクナビ、マイナビ、日経就職ナビ(今はキャリタス就活)あたりの大手ナビサイトに登録を済ませ、「まずは自己分析!」の言葉にふらふらついてゆき、いろいろ漁っていく毎日。

ざっくりと自己分析やら、面接対策のためにも自分のアピールポイントを探す中で…

①周りのために奉仕するのが好き
②新しいものを取り入れていくこと・効率化が得意で長所
③一つのことに夢中になりすぎる長所みたいな短所

の3本柱でスタート。

その後はどう企業を絞るか分からず、とりあえず合説イベントに行きまくる日々。東京に何度も新幹線を使ってお上りさん。思い出すと恥ずかしい台詞第1位は「新幹線に乗るのもわくわくしなくなってきたね(ドヤ顔)」。

合説イベントの中で、金融系に心を惹かれる。理由は自分の専攻が近しいものだったことと、"安定"しそうだから。そもそも転職をするつもりがなかった。(結構「転職=負け」意識ありました)

 OB訪問がいいと聞けば行き、インターンも"選考に有利だから"という噂だけを理由に応募した。もはや受かるための行動。

大学4年間を地元の外で過ごしたから一度、地元に帰るかな?なんて気持ちで地元を志望。「やりたいことがやれる企業がいいなあ。」なんて口では言う癖に、説明会でのスケールの大きい話や見栄を気にして見事に大企業シンドロームに。

そして気づけば、約15社エントリー。そのうちの1社から解禁日当日に内定をもらい承諾。就活ビジネスの波に飲まれ、ナビサイトのよいしょに踊らされ、「先輩はこう就活した!」に乗りそうな私の就活はこうして幕を閉じる。

そして入社。 社会で生きることの基礎を学ぶ。

しくじりというものの、得られたことも多くあった。

①ビジネスマナーをきちんと覚えた
良くも悪くも保守的な業界。名刺交換から、話し言葉に書き言葉、お辞儀の角度にお茶の出し方。ここまでやる?くらいのマナー講座は新社会人にとっては貴重な資産になった。

②目標へのコミット意識
コミットするための全体の雰囲気は別の話としても、会社はビジョンとミッションに基づいて利益を上げるために活動すること。一営業として降りてきた目標へコミットするためにどう行動するか考えないといけない。という最低限の考えはきちんと染み付いた。

働いて知った自分の長所

働いてから知った自分の得意なこともあった。

就活の自己分析の時の3本柱の1つ
「新しいものを取り入れていくこと・効率化が得意で長所」
がなぜ得意なのかに繋がる様なことを見つけられた気がする。

①複雑な物事の理解が好き(+新しい情報に触れるのが好き)
取引先の業界事情や地域特性といったマクロな情報から、財務状況や今後の予測と行ったミクロな情報、山のようにあるアルファベット3文字の謎指標を理解し、つなぎ合わせて報告書に落とし込むことのは嫌いじゃなかった。

②分析と発見する力
お客様のニーズを掘り出し、必要性を感じてもらうまでのアプローチ。Aの方法とBの方法を試してどちらがうまく進むか(いわゆるABテスト)を調べて、うまくいった方を元にアプローチを考えたり。成果につながることはもちろんだが、なによりやってる最中にピースがはまっていく感じがすごく楽しかった。

 ズレを感じたきっかけ

なんだか得られることも多かったし、得意なことも発見できたし、ぜんぜんしくじってないじゃん。

お待たせしました。歯車、狂い始めます。

自分の得意・できることがわかってきた頃。今更自己分析をひとまず完成させた自分にとって、職場の環境は必ずしも成果を出しやすい環境とは言えなかった。これは会社が悪いと一概に言っているのではなく、価値観や目指す頃にギャップがあったと言う意味。
そりゃそうなるよね、あんなブレブレの就活をしちゃったんだから。

①あたらしいことはしない
現場ベースで複数人を巻き込んでの新しい施策はしない。トップダウンで降りてくる方針、施策を淡々とこなすだけ。減点方式のキャリアコースで新しいことに手を出して失敗するリスクをとる人はいない。また部下がそのようなことをして失敗しても自分の責任になるので若手にも同じ姿勢を仕事に求める人が多かった。

このあたりでそもそもの後悔。自己分析で「新しいことを取り入れること・効率化が得意」って出した癖に結局途中で見失って大企業シンドロームにかかった自分を殴りたくなる。

②  ●●のゆれさん
ここは、ズレというか気づき。自己分析の甘さから大企業病にかかったことを後悔している最中、自分ができることってなんだろうと考える。

商品をたくさん売れること?お客さんから商品について頼ってもらえること?でもそれって「●●(会社名)の自分」ができることで、「自分」ができることって多くないのでは?
じゃあこの会社で自分の強みを活かして、自らの価値を上げ、それに見合う対価をもらっていくことはできる?と自問自答。

…考えた末、私は転職への大きな舵を切ることになりました。

【ちょっと余談】「完成された組織」で働くこと

これは2職目(現職)までを働いている今思うことです。

今自分が思うやりたい仕事や叶えたいことは「集められるデータから改善点を導き、新しい知見を取り入れ効率化を目指して行動する。」「周りを巻き込み奉仕していくこと」この2つを軸とした最大多数の最大幸福を目指すこと

とすると、まず前提として常に改善が必要であると感じ、チームで課題に立ち向かうカルチャーが自分はbetterに感じるのですが、当時の1職目は、「商材・マニュアル・攻め方は決まっているから変わったことはせず場数を踏め」という職場のムードが合わないと感じていました。

ただここは非常に難しいです。
というのも当初からズレを感じなかったのは、一度限界ぎりぎりまで訪問数を増やして、その後効率的に処理できる「場数」を探る中で「量の"質"」を自分なりに改善していたから。
しかしその後、徐々にアプローチ手法に対しても別の手段の可能性を感じ始め、提案をいくつか上げたが、これが通らなかった。というイベントがあり、ここも転職機運を高めたポイントでした。
とは言いながらも、実際には業種柄お堅くいく必要がある部分というのが存在するのでここは当時の自分の理解不足も少しあったかな、と振り返っています。

  書きながらもまとまらない部分もありますが、一言で表すとすれば「未完成を自認する組織で、組織全体で課題に対する改善を考えお互いを認めあえるカルチャー」を作りたいし、求めてるのかなと思います。(一言じゃない)

あとがき

もう4年以上前になる就活から1職目を振り返りました。
タイトルにもあるように、確かに「しくじり」はあったかもしれないですが後悔はしていません。1職目での気づきがあったから、2職目があって、受け身から少しは能動的・積極的に動ける自分に変われたから。
誰にでも失敗はある、大事なのはそこから学び、時には大胆に行動できるか。なのだと書きながら改めて痛感しました。
2職目に入ってからのことも、今度少し書きたいなあ。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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