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チャンネルじゃなくてチャネルです 「YPMCオムニ・チャネル」

ネーミングは難しい

商品やサービスのネーミングを考えるのは難しい仕事です。英知を集め、必死に絞り出したのに、

「で、このサービス契約すると、何してくれるの?」とか、
「名前が長すぎておぼえられない」とか、
「ロゴを凝り過ぎて、商品がイメージできない」とか。

技巧性と伝わりやすさは必ずしも比例しないのが、もどかしいところです。

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建築プロジェクトマネジメントのマネジメントを生業とする山下PMCでは、これまでは、商品=人(マネジャー)でした。

でも今は、建築のマネジメントから少し外側にストレッチしたサービスの開発・展開もすでに行っており、他の産業の方々と同様、商品の中身・メリットを一つの名称や画像に凝縮するためにいろいろ工夫しています。

「ン」は要りません

昨年暮れごろから外部への展開を始めた「YPMCオムニ・チャネル」もその一つです。


「YPMCオムニ・チャネル」とは一体何なのか?念のため、ホームページの文章を読み上げると、

あらゆる産業領域の連携・統合のハブになる
山下PMCは、クライアントの「顧客の創造」を実現するために、あらゆる産業領域の連携・統合のハブ機能を担います。
複合的、全方位のチャネルを通じて、あらゆる産業領域、ネットワークにアプローチし、まったく新しいニーズに応えるソリューションをクライアントと共に追求します。
これが、私たちが提供する「YPMCオムニ・チャネル」です。

となりますが、これだけ読んでもなかなか伝わりません…。「多分、セブンイレブンのオムニ7みたいなことなんだろうけど、マネジメント会社のオムニ・チャネルって何だ?」と。

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いつもセブンイレブンにお世話になっています。

パッケージ化、効能の見える化ができていない商品、概念の言語化・視覚化は難易度が高いため、類似の表現に偏りがちです。
「あらゆる」「ニーズに応える」「ソリューション」…。
私としては、できるだけこのようなフレーズをそのまま使わずに、オリジナリティーがあり、なおかつ、腹落ちするキャッチコピーを作りたいと考えています(現在進行形)。

また、社外だけではなく、社内でさえ、「YPMCオムニ・チャネル」を100%理解できているとは断言できず、そもそも「オムニ・チャネル」と言い間違いをしている人もいます。

このような間違いを発見したときは、「チャンネルじゃなくて、チャネル」と都度訂正していますが、ブラウン管世代は、ついつい「チャンネル」と言ってしまうのでしょうか。

ちなみに、両者の定義は、

チャネル=販売のための経路・媒体
チャンネル=テレビで各放送局に割り当てられた電波の周波数

ですので、「ン」一つでだいぶ意味が変わってしまいます。

「人」がつなぐ安心感

それでも、「YPMCオムニ・チャネル」という名称にこだわった理由は、まさに、セブンイレブンが切り拓いたオムニ7の世界を建築でも拓きたい、という経営者の想いがあるからです。

●チャネルの選択肢を複数もつことで、ビジネスを小さく始めて大きく育てていくことができる
●SNSに代表される口コミのように「人」が縁と機会をつなぐ
●金融・メディアも取り込み、産業の垣根を超えてボーダレスに拡げる

知見や人脈を自社、建築の世界だけで閉じるのではなく、開放して、社会に還元していくことが、当社の考えるCSV経営の一端でもあります。

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また、オムニ7のように、テクノロジー偏重型でないことも重要です。実店舗とECサイトが相互補完しあうように、ハンズオンのサービスと自動化を組み合わせる、必ず「人」=「マネジャー」が間をつなぐことで、他では代替できない安心感と悦びを届けることができます。

本当はもっともっと、良いことなのに、その良さが伝わりにくい…。「YPMCオムニ・チャネル」の表現を磨き上げていくことが、広報担当者である私の今の課題です。

奪い合いから、共創・シェアする社会へ~SDGs時代のオムニ・チャネル戦略~


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山下PMCは、日本初のPM(プロジェクトマネジメント)/CM(コンストラクションマネジメント)専業会社。現在、総事業費3兆円以上の施設建築プロジェクトを担当。100名の一級建築士をはじめとする、建築のプロフェッショナル集団です。 https://www.ypmc.co.jp/