文字起こし/2020.7.31水戸市長記者会見

水戸市在住で文字起こし・ライター業をしている栗林と申します。
水戸でコロナに感染症患者が増えてきたなかで昨日の記者会見を見て、記者会見を文字化したほうが大事な情報が多くの人に伝わると思い、今回文字起こしをしました。30分間の動画をじっくり見る人は、情報収集を前のめりにしたい人に限られると思ったためです。勇気を出して今日、店名を公表された経営者の方がおりその店名が下記に記されています。どうかこの文字情報は誹謗中傷のためではなく、必要な情報を収集するためのみに使っていただきたいです。また、あくまでボランティアでの書き起こしであり即時性を重要視したため、語尾など略しながら起こしましたので、ニュアンスを確認したい部分は水戸市の動画をご確認ください。


新型コロナウイルス感染症に係る水戸市長記者会見
(令和2年7月31日)

https://youtu.be/UFkNEgweGT8


ただ今から水戸市の保健所における本日のPCR検査の結果等に関わる記者会見を開催いたします。(資料の確認)

市長:連日ご協力ありがとうございます。残念ながら本日も新型コロナウィルス感染症患者が水戸市内で確認されてしまいましたので、みなさんにご報告をさせていただきます。あわせて新しくわかったことのご説明をさせていただきます。

いまご説明ありました通り、資料で読み上げさせていただきます。まず今日、新しく新型コロナ感染症患者の確認ですが、28例目、30代男性、水戸市自営業の方。この方は水戸市の27例目、急遽県から移管されて、昨日の記者会見の席で追加をした27例目の方の濃厚接触者です。

続きまして29例目、20代女性、水戸市、無職。この方も、水戸市の27例目の濃厚接触者。

続きまして水戸市の30例目、20代男性、会社員。この方はすでに感染症が発生しているクラブウェインの利用者、お客さんです。ここまでが新しい感染症患者です。

すいません、今追加がありました。20代男性国家公務員。駅前の居酒屋等で飲んでいた、そこまでの聞き取りです。今わかったことなので年齢性別職業だけで勘弁してください。31例目になります。

それから、ちょっとここ重要な案件になります。実は、みなさんもお気づきになったかわからないですが、私は勘づいていたんですけど、20代30代の方で、同じグループの濃厚接触者の方々が全員無職だった。私は実は、3例目くらいまではこういうことあるかなと思っていたんですが、4例目になったときにおかしいと思って、ただ昨日の時点で確証無かったので無職としかお伝えできなかったんですが、わたしのほうから担当に、ちょっとおかしいぞと。もっとしつこいくらいに調査しろと指示させていただき、今日、午前中の間、なんとか事実を聞き出すことができました。ここが重大になりそうなので改めてみなさまにご協力いただきたい。

改めて申し上げます。わかったこととして、20例目の30代男性無職の方は接客業。さらに24例目も20代男性、接客業。25例目20代男性、この方も接客業。まずこの3人は同じお店の従業員。名前を申し上げます。これにつきまして、お客さんの把握をしなければならないので、同じ店で3人の従業員が感染したので、場合によってはクラスターの可能性があるという判断から、これから利用客に呼びかけて名乗り出てもらわなければなりませんので、店名を公表いたします。バー ハングアウト。資料の通り、BAR Hangout。住所は水戸市大工町2丁目3番24号。業種は名の通りバーです。

今日公表させていただきましたが、メディアの方にご協力があります。実はネットでひくとわかるんですけど、同じような名前のお店があります。名前だけが独り歩きすると、違う店に風評被害が起こる恐れがあります。従ってこれからこのお店を表記する場合、できれば水戸市大工町とセットで報道していただきたい。これは私からのお願いです。他の同じような名前のお店に配慮していきたいのでよろしくご協力お願いします。

で、お店を利用された方に名乗り出ていただきたいと思います。体調不良な方、症状が出た方、ご心配な方につきまして、水戸市保健所、あるいは水戸市外の方は最寄りの保健所に速やかにご連絡をいただきたいと思います。感染の可能背が否定できないのでPCR検査や健康観察の必要性がございますいので、感染拡大防止するためにもご協力をお願いします。対象期間は令和2年7月1日から7月27日までに来店された方。ぜひ水戸保健所並びに最寄りの保健所にご連絡をいただきたいのでよろしくお願いいたします。

続きまして、今日の知事会見により、茨城版コロナNext Ver.2のステージ3に移行されたということですので、私どもも公共施設の対応について**たいと思います。7月31日、茨城県が県内の新型コロナウイルス感染症増加にともない、茨城県版コロナNext Ver.2のステージ3移行に伴い、市の交流施設「いきいき交流センター」「内原高齢者センター」をのぞく、の対応については以下の通りといたします。

1)高齢者の利用自粛を呼びかけるとともに、利用者に対して利用条件厳守の徹底につとめながら施設利用を継続します。市民センターなどの公共施設において、利用者の「いばらきアマビエちゃん」への登録支援を促進するなど、感染拡大防止を図っていくということです。利用条件については資料を添付しましたのでご覧いただきたいと思います。

続きまして、先ほどそれをのぞくといった施設ですが、これは全て高齢者施設です。「いきいき交流センター」「内原高齢者センター」「開江老人ホーム」「老人デイサービスセンター赤塚」これらにつきまして、お手元の資料のとおり、休止。あるいは面会者の自粛要請などの対応をはかっていきたい。特にいきいき交流センターと内原高齢者センターについて、それぞれ利用を休止とさせていただきますので、市民のみなさまの協力をお願いしたいと思います。

最後に水戸市の夜の街、PCR検査のローラー作戦について。これはすでにみなさま、県知事から記者会見があったと思いますが、特に水戸市の大工町界隈で感染症患者が発生しているので、茨城県と水戸市が連携しまして、夜の街、いわゆる大工町、泉町、天王町、五軒町朝、栄町の飲食業の従事者に対して、希望者にPCR検査を実施するという事で、明日から始めていきたいと思っています。スキームはすでに県から発表があると思いますが、コールセンターに電話をいただき、予約をとっていただく。そして検査を行う日時と場所をお伝えします。そして実施場所で検体を採取します。対象者はそれでお帰りいただき、後日保健所から結果をお電話します。そののち要請が出た場合、従来通りの対応となりますが、今後、これは掘り起こしになるので、入院先や入所先の確保をしなければなりません。これは県としっかり協議をし、行き場所がないとか自宅待機とならないよう、入院先や入所先の確保をつとめていきたいと思っています。

私からは以上です。あとはご質問をお受けします

【質問】
Q:時事通信さとう。27例目、県から移管された方。バーハングアウト関係者となってて、この方は従業員ではなく関係者というのは?
A:この方は、バーハングアウト従業員の方だけ、24例目25例目に書かせていたんですが県のほうから移管があった方について、ここの従業員ではないんですね。関係者と申しますのは、お客さんを紹介していただいて、手数料をいただくような、そういう仕事があるんですかね。少なくともお店に所属はしていないと把握しています。ただそこにお客様を紹介する業務をしているとわかっています。
Q:外で呼び込みをしている人という理解でいい?
A:呼び込みかはわからない。呼び込みではなくても人を紹介できますから。呼び込みかという確認はしておりません。お客さんを紹介している業務と。
Q:28、29例目は呼びこまれた人?
A:違います
Q:紹介された人?
A:違います、従業者です。あ、ごめんなさい、失礼しました。28、29は、お店で感染したということではなく、どこか友人だと思うんですが、食事してたのか、どこで接触したのかわかりませんが、お店で接触した**。場合によってはバーベキューやっていたという話なので、そこでの接触者かもしれません。この28、29はお店とは関係がありません。
Q:27例目は確か**で会食した一人ですよね
A:そうです。ですからその中にはいっていたか、結局県から紹介されたので、27例目の方の濃厚接触者として県からまわってきた方が28、29なんです。ですからまだ詳しい調査はしていないんですけど、ただわかっているのはお店ではなくて、呼び込んだお客さんだということではなく、別な形の、一緒にバーベキューやっていたかなにかでの濃厚接触者だと思います。そこは詳しく調べます。
Q:バーベキューでクラスター発生した理由は、27例目の方が感染していたから?
A:わかりません。結局お店の関係者も全部バーベキューに参加されていたらしいので、誰が1号で、誰が元でそれぞれのバーベキューが感染されたのかは突き止められません。

Q:読売新聞いわいです。27例目は昨日30日に県から発表があった水戸市在住、無職30代男性の方でしょうか?
A:そうです。昨日は番号降っていませんでした、県からまわってきたので、ですから27例目と番号を付けさせていただきました
Q:会食の5人目で出てきた人の話ですよね、会見の場で
A:そうです。会食は私もバーベキューか何かわからないと話しましたが、バーベキューだそうです
Q:会食はバーベキューはだと
A:そうです
Q:バーベキューは20.24.25.27.あと13例目のと5人が参加さてていて、この5人でバーハングアウト関係者が5人
A:正式な従業員が3人。20,24,25が従業員。27はお客を紹介する立場の人。ただ、バーベキューは全員が参加していたということだと思います
Q:28、29もバーベキュー参加?
A:そこは正式には何とも申し上げられない。県から濃厚接触者だということでまわってきたので、人は色んな生活をしていますから、バーベキューで接触したのか、それとも他の飲み会か、なにか遊びにいったか、で、濃厚接触者になったのかは確認をしている。これは県の紹介なので、うちの濃厚接触者として発見して検査した2人ではないので、引き続き、なにをもってどこで27例目と接触したかは引き続き調査をしていきたい。
Q:13例目はバーは関係ない
A:ないです。いまのところバーで出入りした事実は確認できていません。あくまでバーベキューで一緒だったというというところです

Q:TBSいいじま  ハングアウトの人、当初無職という表記から、なぜ無職と聞き取りのときに表現したのでしょうか
A:聞き取った者から。
A:本日聞き取りをいたしまして、当初陽性ということで動揺してしまい、いまネットなどで陽性者が誹謗中傷を受けていて、それを話すことができなかったと、今日伺っています。そのなかで今日20例目の方が、実は私が経営者、店長ということでお話をいただき、それから従業員の方、県のほうから発表があった方と関連ということでその辺りが全部繋がってきて、会食の状況もバーベキューだったというあたりが皆さん一緒だったと確認されたという状況です
Q:ハングアウトの営業形態は、カウンター越しの接客?
A:確認とったそうです
A:一応今日その状況を確認取りまして、カウンター越しだったらしいです。手指消毒のアルコールなどは置いてあったが、接客中はマスクをしていなかったことまでは確認できている。お店は27日で営業を終わりにしており、今後は廃業を考えているとお話をいただきました
Q:同じ名前の店舗というのは系列?ですか
A:いやネットでみると、全く関係のない同じ名前が出てくるものですから、私たちもホームページで呼びかけのために公表しますし、みなさんもメディアで公表すると思うんですけど、名前だけが独り歩きして、せっかちな人は前後を見ずに「あそこだね、うちの近所にある」とそこが風評被害になったり、攻撃の的になるのは気の毒だと、色んな例を見て、勘違いされて被害あったってあったじゃないですか。それは避けたい。やはり水戸市の責任で公表するので。水戸市の責任でそのお店は守らないといけない。風評被害がいかないようにしなきゃならないので、全く違うお店ですから、勘違いが起こらない形で表記をしていただければありがたいと、皆様にお願いさせていただいたことです
Q:水戸市内にも同じ名前の店舗があるということ?
A:ネットでみただけなので。「ハングアウト 水戸」って検索すると県内に同じような名前で、違う飲食店があるので。あるいは県外にもあるみたいですから、そういうところに被害が及ばなければといいなという思いで。
Q:会食がバーベキューだったと。新型コロナの防疫対策として三密を避けるということで密閉でなければ大丈夫ではないかと言われていますが、バーべキューは外だったんでしょうか?
A::お願いします
A:屋外と聞いています。
Q:今回屋外から陽性者が出てしまうと、市としての防疫方法も変わってくると思うんですが、コロナの怖さはそういうところにあるんでしょうか
A:そうですね、密閉空間ではなくとも誰か感染者が中にいれば、密閉じゃなくても密接、密集っていうことになるので、バーベキューをやるなとは申しませんが、例えばバーベキューで同じトングを使ったり、同じお皿を使ったりするので、できれば通常のバーベキューの遊び方ではない、ちょっと注意をした遊び方をしてくれればありがたいと。感染症対策、消毒も置いて。そんな遊び方をしていただきた、そんな呼びかけをしていかなければいけないかなと
Q:聞き取りで、バーベキューの時期はいつ頃
A:7月19日
Q:1日のみですね。
A:そうです
Q:追加報告あった31例目男性、もし詳細が出ましたら
A:でません。31例目、今の今ですので。これから積極的疫学調査をします。今日の時点ではご勘弁ください。

Q:茨城新聞しまだ 資料にはないですが、キャバクラのクラブウェイン関係者やお客様の検査はどうなっているでしょうか
A:担当のほうから、お客さん等のの件数について、わかる範囲で
A:すいません、全体では56件やりました。で、4名陽性者が確認された。56名のうちクラブウェイン関係者が何名いるか、ちょっとまってください。…15人。そのうち1名、お客様で陽性が確認されたと。

Q:共同通信いけがみ バーハングアウトについて、少なくとも4人が関係ということで、クラスター発生という認識でしょうか?
A:はい、もう従業員3名で、関係者を入れると7名になりますので、間接的、いわゆる3名濃厚接触者3名、さらにその人の濃厚接触者、追って行くと今の所7名になります。お店だけで感染ではないが、やっぱり従業員3名感染されたとなると、やっぱり私どもとしては今後クラスター感染の可能性が高いという認識をしなければならない。したがって今回名前の公表するよう説得をし、了解をいただきましたので、早くお客様に名乗りでてもらうように呼び掛けていきたい。そういう高い意識を持っています。
Q:クラスターであるという風に認識されている
A:あるとは断言いたしません。結局認定とかメディアの皆さんはその言葉が欲しいかもしれませんが、私はそういう認識をもって高いレベルの感染症対策をやりたいと思っています。というのはもう、あるとか認定とか特に決まりが明確になっていないので、私の、トップリーダーの感覚として、そういう気持ちをもって感染症対策をやっていかないと、昨日申し上げましたけどみんなが緊張感を持たない。そういうメッセージをしっかり送っていきたい。
Q:クラブウェインのように、その可能性があるということで、危機感をもって名乗り出てほしいと。ありがとうございます。

Q:時事通信さとう 30例目の方はウェインのお客さんで初めてという理解でよいですか
A:はい。お客さんでは初めて。今までは従業員ばかりだったんですけど、お客さんでは初めてです。
Q:あと31例目の方は、水戸でPCR検査をしたと思うんですが、居住地は水戸市ですか
A:はい。水戸市だから水戸市の保健所になります。
Q:居住地も水戸市。20代男性国家公務員、水戸市の方
A:それで結構です

Q:読売いわい バーハングアウトは従業員は現時点で何人いらっしゃるんでしょうか
A:確認をしたところ、20番目が経営者と名乗ってくださったんですが、その方の言葉では、自分を入れて3名。全員従業員がかかってしまった。言葉が本当であれば。他にいるかは、言葉を信用するしかない。全員感染したと。今の調査の段階では。後からこの人も従業員だったっていう人が出てくるかはわからない。今の経営者の言葉では3人です。
Q:バーハングアウト関係は利用者に名乗りをあげてもらうしか
A:この方の言葉を信用して従業員が全員であれば、あとはおっしゃるとおり、お客様に名乗り出ていただくしかありません
Q:クラブウェインの利用客の相談者数は
A:担当のほうから
A:今日まででこちらに寄せられた件数は、2時現在64件です。
Q:バーベキューは、これで5人が感染したことになりますが、クラスターとみているのでしょうか
A:すいません、バーベキューのクラスターの定義がわからず何とも申し上げられません。ましてや他市か他町かわかりませんが、水戸市外だったので、軽々に物は言いたくないのでわかりません。私としては判断できない。あくまで自分の街で起こったことを判断させていただく。そのへん判断材料をもっていないので申し訳ございません。

Q:TBSいいじま センターと老人ホームなんですが。ステージ3に伴いこの対応するということですが、解除の見込みはステージ2に下がった時になる
A:おっしゃるとおりです。ステージ3になると高齢者に外出自粛要請という段階に入るので、そうすると私たちも高齢者施設については外出自粛を呼びかける以上は、来ていただかないように、休所をするという形になります。一方で市民センターは高齢者も利用する施設なので、できるだけ利用を避けていただくと呼びかけることといたしています。
Q:ハングアウト関係者27例目ですが、ハングアウト以外でも紹介は他の店舗もしていた?
A:すみません、そこまでの聞き取りはしていません

それでは記者会見終わらせていただきます。ご協力ありがとうございます。


普段はテレビ番組の文字起こしや記事執筆をしていますので、作業時間にゆとりがあり可能なときのみ記者会見の文字起こしをしたいと思っています。もし必要な方はお仕事として発注していただけますと幸いです。

また、ページ一番下に「サポートする」機能がありますので、記者会見の書き起こしがお仕事上必要な方や応援してくださる方にサポートしていただけたらとても嬉しいです。

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