【読書ノート】夜と霧 ー古典を読むシリーズー

に引き続き、古典を読んでいく。

■この本を勧めたい人


 ・アウシュビッツでどのようなことが行われていたのか知りたい人
 ・圧倒的に過酷な状況が人の心理に与える影響を知りたい人
 ・生きる強さを根源的に支えるものは何かを知りたい人 

■この本で学べること

 ・人間の根源的な生きる動機
 ・極限状態における人の心理や思考の状態

■印象的であったこと

ニーチェの言葉を引用している部分が最も印象的。

「なぜ生きるかを知っているものは、どのような生きることにも耐えることができる。」

堪え難い環境の中で、自己実現を諦め、意思や自らが持つ価値観を急速に失っていく。
その中で、「内なる拠り所を持った人」が勇気と希望を持ち続けることができた。
内なる拠り所とは、”未来”に対する生きる目的。
それは、人それぞれだがたとえば自分を待つ人(愛する人)を想像すること。たとえその人が生きていなかったとしても。

アウシュヴィッツという特殊な環境からの示唆であるが、自分たちに同様のことなのかもしれない。
家族という視点でも、仕事という視点でも未来への〇〇をしたいということはしっかり持っていきたい。


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