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「社会科学」と「小さな組織」のマネジメントTips

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【オススメ書籍】施策検証と社会科学の方法論

【オススメ書籍】施策検証と社会科学の方法論

どなたかのおすすめ書籍から読み始めた本。

業務にて、施策の効果検証する際の要点と社会科学の因果を証明する方法論の要諦が近しいと感じたのでつらつらとメモ。

ある施策の因果証明をいかに導くのか

という問いに対して、参考にあるアプローチが多いと感じた。
業務においては、そのまま転用というよりかはエッセンスとして活用できる。

※デュルケームの自殺論の話は純粋な好奇心から、社会的統合の強弱と自殺率が

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【雑感】プレーヤーからマネジメント層の転換期に起こることとその対応方法

【雑感】プレーヤーからマネジメント層の転換期に起こることとその対応方法

中堅プレーヤーとして、
連続的にて成果を出せるようになり、次のステージへの期待。

プレーヤーからマネジメント層への任用は、いわゆるキャリアのトランディションと言われる。

「トランジション」(transition)とは移行、過渡期、変わり目といった意味であり、ある段階から次の段階への移行期をあらわします。人事領域では、キャリアの発達の過程において、企業内で期待される新たな役割への転換期といった意

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【雑感】人・組織を動かすために必要な2つの側面

【雑感】人・組織を動かすために必要な2つの側面

"人・組織を円滑に動かす"人は、人・組織の2つの側面を的確に捉えている、気がする。

それは、目的達成(結果)と行動維持(プロセス)の2点である。
日常業務で感じていた点を少しまとめてみる。

▽組織に対しての捉え方例えば、組織という切り口では、以下をバランスよく捉えているかということだと思う。

①利益や売上というパフォーマンスを出す機能としての組織
②人とのつながりを大事にする共同体としての組

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相手との対話には何が必要なのか? ーうまくいかない1on1MTGを考えるー

相手との対話には何が必要なのか? ーうまくいかない1on1MTGを考えるー

対話の大事さを感じる機会があり、改めて少し書いてみる。

▽対話とは
対話とは、「相手の意見に対して判断をせずにどのような前提からそう思うか?」を問いながら、理解を深めること

この対話を行うことで、お互いの考えの根底を理解するができる。

1on1のMTGをいくらやっても、メンバーとうまくいかないマネジャーは対話ができていないケースが多い。

自分の考えを一方的に押し付けたり、自分が確認したい進

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偏差値50の生存戦略~どうやってコンサルティングファームで生き残ったのか~

偏差値50の生存戦略~どうやってコンサルティングファームで生き残ったのか~

「この学歴だと外資のコンサルティングファームは無理ですね。履歴書で落とされます」

コンサルティングファームへ転職する前、エージェントとの面談で言われた一言…

限界コンサルタントです。

現在、偏差値50にも関わらず運よくコンサルティングファームに拾ってもらい、組織設計やタレントマネジメント、人事制度のコンサルティングをしています。

偏差値50程度の地方私立大学(一応グローバル大学

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”最強世代の作り方” 変革の新卒採用#1 採用チーム組成編

”最強世代の作り方” 変革の新卒採用#1 採用チーム組成編

背景私の印象的な仕事に前職での毎年数十名規模の新卒採用があります
当初3年担当者として現状把握とメッセージングを見直し
4年目からは人事部門長として「過去3倍良い採用をする」をテーマに挑戦しました

3倍採用の企画開始から7年が経過
当該世代の入社後5年弱が経過し、ファクトや評判から思い描いた成果が出たと言えるため、担当開始から変革の準備を整える数年間の思い出を採用チーム組成の観点から書いてみます

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【雑感】成長する人としない人ー1on1から見える内省力とメタ認知ー

【雑感】成長する人としない人ー1on1から見える内省力とメタ認知ー

一つの経験から十を学ぶ人と何も学ばない人。

同じ失敗を何度も、繰り返す人としない人。

1つの業務の学びを他業務でも転用し上手くやる人と0から学び直す人

1つの目標に向かって、できなかったことをできるようにしていくことを
成長と定義した時に「成長する人」と「成長しない人」の違いは何か。

その一つの重要な要因に内省力がある。
内省力は、ストレングスファインダーが提示する一つの強みとなる資質でも

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「1on1ミーティング」をもっと効果的にして多くの人の「働く」をもっと楽しくしたい

「1on1ミーティング」をもっと効果的にして多くの人の「働く」をもっと楽しくしたい

@_yyoshikaこと(株)キャリアデザインコンサルティングの吉川です。

最近、企業で導入が進む「1on1ミーティング」の講師、および「1on1ミーティング」を導入したい企業様の導入サポートを行っています。

「1on1ミーティング(以下1on1)」とは、上司と部下が1対1で行う定期的なミーティングの事です。
https://jinjibu.jp/keyword/detl/871/

約7年前

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なぜサイバーエージェントの人事組織は強いのか〜企業成長の節の超え方〜14000字以上

なぜサイバーエージェントの人事組織は強いのか〜企業成長の節の超え方〜14000字以上

なぜサイバーエージェントは高収益体質を維持できるのだろうか?

秘訣は人事組織制度にあるのではないか?

こんにちは、バタフライボード 株式会社創業者のHirocy(@hirocy_vision)です。

一応海外MBA卒ということで、当時の分析レポートを無料公開します。

現在あなたの会社も、成長の節で、組織や人事制度が錆びついていないだろうか?

サイバーエージェントも同様に成長の節々で組織・

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【雑感】スムーズに利害関係者と合意するスキル ーファシリテーションー

【雑感】スムーズに利害関係者と合意するスキル ーファシリテーションー

▽前置き限られた時間内で、スムーズに利害関係者と合意していくスキル。

業務をしていると様々な場面で役に立つ。

法人営業の顧客先でも、社内会議でも役に立つスキル。

例えば、法人営業だと顧客との定例や

提案に対して、複数利害関係者が出てきた時などに試される。

最近、訳あって特に上記のようなファシリーションについて改めて、

学んでいるため備忘録レベルでまとめる。学びながら追記していきたい。

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【マネジメントTips】PM理論とマネジメント現場での気づき

【マネジメントTips】PM理論とマネジメント現場での気づき

法人営業のマネジメント経験が約1年になってきたので、マネジメント理論と実践での学びを整理してみたい。

・近いうちにマネジメント業務を任せられる可能性がある方
・現在マネジメント業務をやっているがうまくいっていない方

などの方に何か一つでも気づきがある整理になったらと思う。

▽PM理論とはいわゆるマネジメント研修などにおいて、よく題材にされる理論。
伝統的なマネジメント手法の一つ。

※自分は

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メルカリの[1on1 Workshop]公開講座 体験してきました

メルカリの[1on1 Workshop]公開講座 体験してきました

どうも、しぶあつです。

このnoteは参加した公開講座の内容を議事録的に共有するものではなく、参加した立場からの感想などをまとめたものとなります。

先日公開されていた、メルカリ石黒さんの初noteを拝見していました。
EA(=Expectation Alignment)の紹介や、「すべてのコミュニケーションは『WHYから始めよ』です。」といったパンチライン等、今の私にとても刺さるものが多く

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「穴あきバケツの成長モデル」の話

「穴あきバケツの成長モデル」の話

新入社員のこばかなさんが、「こばかなスケッチ」という自分企画を頑張っている。THE GUILDでの日々の仕事と、読書で学んだことを、一枚のスケッチにまとめるチャレンジだ。

第三回はこの絵。「穴あきバケツの成長モデル」のお話。

サービスの成長を「バケツと水」に例える様々なビジネス指標の中で、「継続率」こそが最重要だと考えている。売上よりも、PVよりも、DAUよりも、「継続率」がもっとも尊い。

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マーケティング組織づくりでは「実行システム」をデザインして実行力を高めよう

マーケティング組織づくりでは「実行システム」をデザインして実行力を高めよう

マネージャーのアウトプットとは、自分の率いる組織のアウトプット。名著『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』より。

組織のハイアウトプットのために求められる行動は、チームメンバーの能力と情熱を引き出し、望ましい行動を強化すること。

「ひとりひとりが組織のために正しい行動をとる確率を高めることが、組織文化だ」 刀・森岡さんの言葉です。

マネージャーがやることは、一人一人が組織のために正

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