映画メモ 検察側の罪人

レビューがあまりに悪すぎるから、AmazonPrime開いてもずっと観てなかった映画。
木村拓哉と二宮和也の共演って、観ないわけにはいかないよ、でも、遠ざけてしまうほどレビューが及ぼす影響は計り知れない。

映画を観たり本を読んだり、人がどう思うかとか、相手の気持ちにたつみたいなことを意識して、日々、生きる糧にしていきたい。

共演に目がいってしまうが、松重豊と酒向芳の長身ふたりのいぶし銀の演技が二人を喰ってしまっていたように思う。松田優作みたいなんだもん。

視点が多いから、検察の正義の視点、犯罪を犯した人間の視点、恋や愛情に狂った視点、丹野議員の自殺があんまりしっくりこなかったけど、
今回、検察の罪を犯すのが、木村拓哉だから、そこに感情を移入しやすくなってしまうのも
ちょっと怖い。ホアキンのJORKERのように。

非常識が常識の環境にいると、非常識に鈍感になっていく、固執が冤罪をうむということが人の人生を狂わせてしまう、職業もある。
私も普段、向き合うデータ、お客さん、取引先のあらゆる固執やストーリを掻い潜りながら、真実と向き合わなければならないと、そして自分都合のストーリーや視点がどこを向いているのか、真実に向かっているのかを逐一チェックしていきたい。

検察とは、ストーリーを作る人なのだ。


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