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④バイリンガルへの学習内容:単語と英文

YouWorld流での学習には必ず「目標設定」を明確にしています。なぜならば、以前のnote記事で説明したように、日本にいながらではなんとなくの学習方法では英語は身につかないからです。

本日の記事は主にインプットに関する内容になりますが、単語と文章に関して書いていきます。詳しく言うと、1年間で習得を目指す単語量と、1年間で読む必要がある量です。

1年間で習得を目指す単語量

単語強化

以前の記事より、YouWorldでは単語量を英語力の目安にしているという事をお伝えしてきました。ですので、我々のレッスンでは当然、単語量強化は一つの取り組みテーマとなります。

皆様は一日でどれくらいの単語量を身に着けられると思いますか???

頑張れば100単語くらいなら???

この単語への取り組みには実は考えなければならない側面があり、それは今日覚えても明日には忘れてしまう取り組み方では単語量を増やす取り組みとは言えなくなるという事です。すなわち毎日仮に100単語覚えることが可能だとしても覚えた単語を忘れてしまうようでは単語量は増えないという事になりますね。以前お伝えしたように「海馬」の働きを思い出していただければと思います。(こちらの記事をご参考ください。①YouWorldではスピーキングから始めません。

では、海馬の働きに合わせて単語力強化に取り組むとなると一年でどれだけの量を習得することができるのか?

2000単語~3000単語/1年

実際に覚えられた生徒様がいるので、~3000単語としましたが、大体の生徒様は2000単語前後だと考えて頂ければ良いと思います。

意外と少ないと感じた方もいらっしゃるかも知れません。しかしこの数にはそれなりに理由があり、海馬の働きに合わせて単語に取り組むと『単語の覚えなおし作業』を行わなければならないという事が理由の一つとして挙げられます。

例えば毎週レッスンを行っている生徒様がいるとします。こちらの生徒さんはレッスンの度に40単語~60単語近くの単語リストを配布されます。覚える作業は配布された時点から始まりますが、レッスンの度に配布される単語があり、手元の単語帳はレッスンの度に増えていくことになります。

また、この単語帳は、2か月に渡り、4回の『覚えなおし』を行う為、2か月以上経つと、生徒さんはその週に配布された単語帳に加え、『覚えなおし』を行う単語帳がさらに3つほど加わることになり、1週間で覚える作業に取り組まなければならない単語量は、160単語~240単語となります。覚える作業が週5日あるとすると、一日の量は、32単語~48単語となります。

実はこの数、私自身が開発の最中から取り組んでいるので身をもって経験しているのですが、一日に単語20個を覚える作業を毎日繰り返すのは決して容易ではありません。また、単語は『積み重ね』るプロセスになるので、毎日取り組む必要があり、最低6000単語を目指すのであれば、1年、2年と継続して取り組む必要が出てくるのです。

YouWorldでは開発担当が自ら単語への取り組みを実施しており、その経験の中から導いた回答は、現実的に取り組める数は1年間で約2000単語くらいだと考えています。

この数字を見ると、英語が短期ではなく、少なくとも数年の取り組みになることがわかるわけですね。

海馬の働きを検索すれば単語の覚えなおしのサイクルは調べられます。単語力を手にしたいのであれば、是非まずは一人でもできる単語から取り組みを始めてみてください。

1年間で読む必要がある量

リーディング量

次に英語を作っている基礎となる「単語を使うルール=基礎文法」の習得に関する取り組みの話になります。

英文法を座学で学習した経験は多くの方がお持ちだと思います。しかしながら『英文法の理解=英語力』にはならなかったのではないでしょうか?なぜでしょう?

『英語が出来るようになりたい』とは、『✖英文法を理解したい』という事ではなく、『〇英語でコミュニケーションが取れるようになりたい』という事だからです。

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この事をたとえ話を使ってかみ砕いてまいりましょう。

まず、「野球をやりたい!」といっている人が「ルール」を隅から隅まで理解しなければ野球ができないかどうか?という事を考えてみましょう。

野球選手は通常のプレーで必要なルールは基本的なルールとして一通り理解していると思います。半面、審判はどうでしょう?彼らはおそらく通常のプレーでは必要でないようなルールもしっかりと学んでいると思います。しかしながら、ルールというのは難しく、ルールブックを隅から隅まで読んでいる審判でさえ、ジャッジに困るときがあります。そのような場合は、審判団はルールブックを眺めながらその時のプレーをジャッジしますね。

この感覚わかるでしょうか?

「野球をやりたい!」というのは「ボールを投げたり打ったりしたい!チームに所属し、プレーをしたい!」といっているのであって、「審判になりたい!」という意味にはならないと思います。野球の審判になりたい人は「野球の審判になりたい!」というのであって、「野球をやりたい!」とは言わないでしょう。

しかしながら、「英語をやりたい!」というと、本来は「英語を使って海外の人とコミュニケーションを取ったり、または映画をみたり、本を読んだりすることが出来るようになりたい!」という意味になるはずなのですが、どういうわけか、「英語をやりたい!」というと、一様にすべての人がみな「文法学者コース」に入れられてしまうわけですね。

「文法学者コース」に行きたい人はもちろんその道に進んで良いわけです。しかしながら、「英語を使って海外の人とコミュニケーションを取ったり、または映画をみたり、本を読んだりすることが出来るようになりたい!」という人が「文法学者コース」に入るのは、「野球をやりたい!」と言っている人が「審判育成コース」に入れられてしまうのと同じことになってしまうわけです。

「英語をやりたい!」という事は、「文法学者コースに進みたい!」と言っているわけではなく、「英語を使って海外の人とコミュニケーションを取ったり、または映画をみたり、本を読んだりすることが出来るようになりたい」ということを意味しているという事はお分かりいただけたでしょうか?

では、次に「野球をやりたい!」と言っている子供たちは何から始めるでしょうか?まずはボールを触り、バットの使い方を覚えるでしょう。そして基礎的な事を繰り返し、出来ることが一定以上に達したら、実戦形式の練習に参加するようになり、ゲームをする上での基本的なルールを学ぶようになるわけですね。

それを英語に置き換えると、「英語を使って海外の人とコミュニケーションを取ったり、または映画をみたり、本を読んだりすることが出来るようになりたい!」と言っている人はまずは「英語に触れる」というところから始める必要があるわけですね。

そして「英語に触れる」という作業の中で「英語という言語を理解できるように、または使えるようになる為のルール」と基本的なところだけ抑えて学習していけば良いという事になるのです。

もちろん、我々はこのプロセスをサービスとしてサポートしているのですから、講師は生徒が「英語を使って海外の人とコミュニケーションを取ったり、または映画をみたり、本を読んだりすることが出来るように」なれるよう、効率と効果を考えながら日々のトレーニングを導くコーチとなるわけです。

ここまで理解が共有できたのであれば残りの説明が簡単になります。

まず、英語が出来るようになりたいのであれば、英語に触れる量を見ていく必要があります。これは学習の効率を上げる為に必ず考えなければならないところです。野球の練習量のようなものですね。

日本で英語を習得するという事を考えると、英語に触れる量を増やすのは「読む」という作業を通して行うことが最も効果的で効率が高いと考えています。

あとは量をどれだけこなせば良いのかという事になりますが、結論は時間が許す限り英文を読むという事になります。ですので、ここでは最低限触れる必要がある量をご紹介することにしますので、以下の量を参考にしてくださいね。

読むであろう量

これくらいはやらないと「英語をやりたい!」という自分を裏切ることになりますよ!

そして、英文を読むトレーニングは言語脳のトレーニングとなるので、英文を読みながら、「単語と単語を使うルール=基礎的な文法理解」を一緒に取り組んでいくことが出来、一石二鳥のトレーニングに取り組む事になりますね。

「英語をやりたい!」のであれば、まずは英文を読むことを通して毎日英語に触れましょう。

YouWorldのレッスンにご興味があるようでしたら、ぜひ弊社のホームページをご訪問ください。カフェでの対面レッスンのみならが、現在はオンラインでの受講も可能となっておりますので。

ご参考までに:YouWorld

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