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【働く×人生デザイン】面談を通じて見つけたいもの

今年(2020年)も3月から新卒採用活動がスタートしました。
しかし、1月からジワジワと世界中に広がっているコロナウイルスの関係で、合同企業説明会や会社説明会のキャンセルが続出しています。
この時期はキャリアセンターへの学生の来談が減ってくるのですが、今年は不安要素が多いせいか、どの大学も多く来談予約対応しています。
また全国各地にあるジョブカフェも学生対応に追われています。

本来ならもっと早い段階で就職活動の準備をしていれば落ち着いて対応できるのでしょうが、なかなか難しいですね。

学生さんの面談の機会が増えると、支援側からもいろいろな声があがってきます。
たとえば
「最近の学生は語彙力不足だよね」
「なぜ皆同じような内容の志望動機や自己PRを書いてくるんだろう」
「普段から新聞や本を読まないから、一つの話題に対しての自分の意見が浅いよね」
ってな感じです。

でも、これは「学生全般」にはあてはまらないなあ?と感じます。
ひとりひとりの違いをちゃんと見なくてはと思います。
キャリアセンターに来る学生さんの多くは「真面目」で、ちょっぴり自分の事に「自信が持てない」タイプの人たちなんですよね。
そうではない学生・・・自分でどんどんアタックして就職先を決めてくる人、また働く意味を見出せずに動かないでいる人。千差万別なんですよね。

私は面談を通じて「その人の持つキラキラしたもの」を見つけたいなあと思って問いかけています。
キラキラというときらびやかな感じがしますが、私の中では命が脈打っているみたいなイメージです。迷ったり不安だったり、それでも何かを選んでやってみる。ちょっとでも前に進んでみること。そういった姿勢にキラキラしたものを感じるのです。

語彙力不足だと感じたら、話す機会と話す言葉を増やしていけばいい。
ありきたりな文章であれば、本当はどんなことを書きたいのか聞いてみればいい。
情報を取り込む事に慣れていないのであれば、多くの情報からどんなことが想像できるのかを一緒に考えてみればいい。

自分のペースで歩むことを大切に。そしてやがては自分の力で歩けるように。
ちょうどいい距離感で見守るような支援ができるようになりたいと願う私です。

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