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私的SHAKEのエモさ

先日、私の大好きな見取り図がニューヨークと共に、「ピアス」という公演を行った。私はオンラインで視聴していた。オープニングで、SMAPの「SHAKE」を4人で歌って踊っていたのだが、イントロが流れた瞬間、鳥肌が立つほどテンションが上がった。なぜならこのSHAKEが私の中の大切な曲だったからだ。

遡ること約2年前、私は絶賛受験生だった。大学受験のために毎日勉強し、勉強をしてないないときも、頭の片隅にはずっと勉強がいた。センター試験にいちばん力を入れていたので、1月の大勝負に向けて勉強(特に大苦手だった数学)を必死にしていた。そんな受験期の私を支えたのは、高校3年生になってハマったジャニーズだった。King & Princeの岸くんからハマり、ジャニーズの素晴らしさにどんどんハマっていった。SixTONES、Snow Man、Travis Japanの当時ジュニアの「兄組」と呼ばれる3組(本当は「兄組」にはその3組に加え、Love-tuneというグループがいたのだが、ジャニーズを退所し、今は7ORDERとして活躍している) のYouTubeもほぼ毎週見ていて、そこの絡みも好きだった。

年が明け、いよいよセンター試験。毎週金曜日に欠かせない少クラ(ザ・少年倶楽部というジャニーズの出る番組)を2週間我慢して臨んだ。自己採点もそこまで悪くなかったので、達成感もあり、数学からの解放が嬉しすぎて胸がいっぱいになりながら溜まった少クラの録画を見始めた。そして始まったのが、先ほど述べた兄組による、SMAPの「SHAKE」である。演出からなにから、なんというかもう、ミッキーマウスもビビるくらいの「ハピネス」が溢れていた。受験疲れの身体に染みて染みて、ハピネスで心がヒタヒタになった感覚を今でも覚えている。その日に、自分にとってSHAKEが大切なものになった。

私はSHAKEの歌詞が本当に好きだ。SHAKEの世界では、渋滞のタクシーにも、ガムを踏んづけても、だれも怒らないし、イライラしない。ちょうど会いたいと思っていた人から、「今日会わない?」って電話がくる。なんだか、全てのことがどうでもよくなってくる。SHAKEがこの世に放たれた当時、私は生まれていなかったのだが、そんな私が成人した今でも、名曲として残されているこのハピネスに塗れた曲が大好きだ。SMAPにはもちろん、この曲に関わった人々に感謝したい。

そんなSHAKEを、冒頭に述べたように、また別の大好きな人たちが歌って踊っていた。受験期に見た兄組のSHAKEよりも、歌とダンスは軽快ではなかったが(そりゃそう)、その曲が本当に大切な私にとって、感動的であり、4人がキラキラして見えた。ありがとうピアス!いつかツアーとかしてくれるときには福岡にも来てやってください!

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