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ピンチはチャンス??

コロナウィルスによって、学校はお休み。(ではない地方自治体もありますね)もちろん部活もないため、土日も時間がある。明日からも当分の間は授業もない。来週はテストを終えたばっかりなので、採点して、成績の発送準備などをすることになりそうだ。

今回の緊急の対応で各校対応に追われたと思う。でも、今回の休校措置は「チャンス」なのではないだろうか。普段から働き方改革を!と言われながらも、言い訳を考えては全く進まなかった。しかし、強制的に普段の業務をストップされたことによって、これをゼロベースにして、学校を作り直せないだろうか?

例えば、部活動のあり方。いわゆるブラック部活動(とまではいかないかもしれないが)に所属している生徒は、僕が休校中は部活もなしだと伝えると、歓喜の声を上げていた子がいた。そこまではいかなくとも、ほとんどの子がニヤニヤしていた。生徒自身がこれを機に、部活動のあり方を見直してくれるといいのだが。

それだけでなく、いま、部活が好きな生徒たちは各自で考えて、練習していることだと思う。しかも、学校の管轄外で。この時は教員に責任がないため、休日出勤する必要がない。そうして、この強制的に与えられた時間に、教員が部活以外のしたいことを見つける。
部活をなしにするのは難しいかも知らないけど、現状よりもみんなが幸せに過ごせるように工夫を考えてほしい。

他にも、授業のあり方。
急激に規模を拡大している「N高等学校」だけでなく、「Z会」や「LINE」までもが、自宅で授業が受けられるコンテンツを無料配信し始めた。授業論はさまざまな見解があると思うが、僕の見解は「受験のための知識伝達という側面から見ると、配信授業に普通の授業は勝てない」だ。メリットは2つ、「予備校の先生の方が受験に関してはこちらよりも知識を持っている」と「何回も見直せる」ことだ。知識量に関してはなんとかなるかもしれないが、わかるまで何回も教えることは不可能だ。

このコンテンツの有用性を感じた生徒からすると、今の受験を目標にした知識伝達型授業を行なっている学校は、生徒から逆に見放されるだろう。学校が配信授業に勝つためには、「生のコミュニケーション」でしか、勝てない。それを感じて、教員は授業改善を行なっていってほしい。

以上、述べてきたことは、僕の「願望」であり、現在の教育が変わる「チャンス」でもあると思う。なんとか、現在の教育システムが破綻する前に、このピンチをチャンスに変えたい。


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