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「無いよりはマシ」がイノベーションを起こす【教育✖️破壊的イノベーション 2】

こんにちは、やうたです。今日は昨日に比べると幾分か涼しいですが、これから梅雨に入って、夏になっていくんでしょうね〜。もっと春を感じていたいのに!

さて、今日も、昨日に引き続き、「教育✖️破壊的イノベーション」を読んで思ったことを書いていきます。

昨日の記事では、「オンライン〇〇」が教育における破壊的イノベーションですよ、と述べました。破壊的イノベーションが起こると、今までの価値観や行動様式は一変します。まあ、当事者である教員からするとめんどくさいなと思う人が99%ぐらいでしょう。僕はワクワクしちゃう部類ですが。(今のコロナが蔓延している状況がではありません。むしろコロナについては、「この野郎、いい加減にしろよ」と思っています)

では、なぜ破壊的イノベーションが起こるのでしょうか。

筆者は「無消費」という言葉を使って説明します。
「無消費」とは、「したくても、製品・サービスがないからできない状態」です。破壊的イノベーションはそんな「無消費」をターゲットにして、広がっていきます。

例えば、パーソナルコンピュータの普及は完全に「無消費」をターゲットにしています。パソコンが普及する前は、ミニコンと呼ばれる高価で、専門の知識を持つ人しかコンピュータを扱うことができませんでした。ところが、アップルは子ども向けの玩具としてパソコンを世に出しました。これは製品の機能が劣っていても「無いよりはマシ」とコンピュータを持てない顧客層に感じさせました。その後、10年間ミニコンは市場を守りましたが、パソコンがミニコンの顧客の最低限のニーズを満たした瞬間に崩壊が始まりました。

この状況、いまの教育界にばっちり当てはまりますよね。
学校に来れない。授業ができない。子どもたちは繋がれない。

こんな状況で「オンライン〇〇」は「無いよりはマシ」なんです。
学校に来れないなら「オンラインホームルーム」をすれば、マシ。
授業ができないなら「オンライン授業」をすれば、マシ。
子どもたちが繋がれないなら「オンライン自習室」をすれば、マシ。

破壊的イノベーションの条件は整っています。
ですが、昨日も書いたように本質は、「学びの個別化」「子ども中心の学び」への改革です。

筆者もそのことに言及しています。
最初は現在の一斉指導的な「オンライン授業」が大半でしょう。しかし、その中でも子どもたちは様々なペースで、ネットに上がっている動画などから、教授法を選択することができます。そして次に起こるのは、生徒の理解しやすい教授法を提供するシステムが出来上がり、「オンライン個別指導」も必要なくなるでしょう。

これからの教師は、「何かを教える存在」ではなく、「生徒を支える存在」になっていくはずです。漢字も「協支」とかに改名されるんじゃないかな。冗談抜きで。

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