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ドラッカーのイノベーション観【非営利組織の経営 4】

こんにちは。今日は久しぶりに筋トレをして、すげーポジティブになっているやうたです。

さて、今日は不定期連載している「非営利組織の経営」のイノベーションについてのところを読んで思ったことを書いていきます。さっそくドラッカーの言葉を紹介しましょう。

絶対確実な戦略がある。うまくいっているときにこそ、見直しを行ない、組織を改革するのである。すべてがうまくいっているときにである。誰もが「ボートを揺らすな。こわれてもいないのに修理しようと思うな」といっているときにである。

これは組織に限ったことではなく、個人に対しても言えることでしょう。何かの行動が習慣化され、それがうまくいっているのであれば変化を生じさせる必要はありません。しかし、一度不測の事態が生じたとき、それが人為的なものか、自然発生的なものかは関係なく、変化に慣れていなければ、全く対応できません。

今のコロナ騒動の公立学校の対応を見ればよくわかると思います。できることは、大量の課題を印刷して、分散登校または郵送でそれを届けて、させるしかない。中にはZoomなどを用いて個人として動いている先生たちもいるがごく少数で、学校全体として動くなんてとてもできない。

対して、広域通信制はもちろんのこと、やっぱり私立の学校は対応が早い。様々な機器、アプリを使って、生徒の学びを保証している。学校の存亡がかかっているから当たり前なのだが、公立学校のそれとは比べものにならない。

賛否両論あるのは承知のうえで言うが、僕は社会が何を求めているのかにもっと耳を傾ける方がいいと思う。何もアカデミックな学びをやめようと言っているわけではありませんよ。僕だって大学で『伊勢物語』を本格的に研究して、研究の面白さをしっているつもりです。

でも、あまりに閉鎖的すぎて、変化に迫られないので、いざと言うときには手も足も出ない。だから、ドラッカーが言うように、うまくいっているときにこそ、問題がないときにこそ、見直しを行い、改革を進める必要があるのだと思います。

コロナ収束後、学校はもっと柔軟な組織になるのかなと淡い期待を抱いています。

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