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「欲求」を創造する【非営利組織の経営 6】

こんばんは、やっと木曜日ですね。明日は花金!!
頑張りましょう〜

さて、今日は久しぶりに経営学の本から記事を書こうと思います。「非営利組織の経営」から数節引用しながら、考えたことを書いていきます。

非営利組織は、「ニーズに奉仕する」というだけでは、十分ではない。本当に立派な非営利組織は、「欲求」を創造する。

本文中では美術館が例にとられています。かつての美術館は自らを文化の保管者としており、芸術作品を大事にしまいこみ、人々を締め出すことを自分たちの責務だと信じていたが、現代にそんな美術館はほとんどありませんよね。美的な価値、優美さ、インスピレーションを求める顧客を創造することに力を入れていると思います。

では、学校はどんな「欲求」を創造するべきなのでしょうか?
勉強が楽しいと思わせることもそうでしょうし、努力は報われるんだと思える感覚も大事でしょう。僕は全部をひっくるめて「人生を幸せに送りたい」という欲求を創造するのがいいのではないかと思ってます。

だって、大学進学して、バリバリ勉強して学者を目指す子もいれば、地元で就職して結婚して、ゆったり過ごしたいっていうのも一つの理想ですよね。だから、多様性は持たせてもいいと思うんですけど、理念というか、使命は、「子どもたち全員が幸せな人生を送れるように教育活動を行うこと」だと思うんです。

多くの先生方は、この理念を少なからず持っていると思うんですけど、なんか現場は僕が思い浮かべる学校ではありません。何故なんでしょう。ドラッカーは言います。

非営利機関は内向きになりがちである。自分たちは正しいことをしているという自負を持ち、その奉ずる大儀に全身を捧げているために、組織全体を目的として見てしまう。そのうち、組織の誰も「それは自分たちの使命に適っているか」とは問わなくなる。代わって「自分たちの内規に合っているか」問うようになる。

確かにな〜。学校で聞こえて来るのは「ルールが…」「常識では…」「普通は…」という言葉が多い気がします。それなのに、「生徒の幸せを願っている」なんていう教員はあまりいませんよね。(僕は言いまくってますが)もっと本気で子どもの幸せを願っている人がいててもいい気がするけど。隠れてるだけなのかな。

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