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思考と価値観は本によって広がり方が違う

この頃、いわゆるビジネス書とか、心理学とか哲学とか、小難しい本ばかり読んでいて、久しぶりに小説を読んだらなんかいいなあと思ったやうたです。なぜそう思ったのでしょうか。

小難しい本は自分の思考を広げるためには有効だけど、価値観を広げるためにはあんまり役に立たないんじゃないかなと思います。例えば、最近で1番心が動いたビジネス書は「教育✖️破壊的イノベーション」という本です。ICTによる個別最適化された教育の提案は実に示唆的で、たしかに時代の流れはそのように動いていくんだろうなと思わされます。つまり、筆者が思考していることに触れられるのです。

一方、小説はというと、自分の持っている価値観に影響を与えるものだなと思います。僕の1番好きな小説は「神様のカルテ」シリーズです。主人公のひたむきな生き方を自分に照らし合わせて、もろに感情移入をして読んでしまいます。自分の価値観と似たような作品を読むと「ああ、自分の生き方はこれでいいだな」と励まされることもあります。

また、ふと手に取った普段読まない作家さんの本でも、最初はたしかに読みづらい。時間がかかる。でも、だんだんと読み進めて行くうちに「こんな価値観で物事を捉える人もいるんだ」というように、それを受容する自分がいてる気がします。

もちろん、小難しい本でも価値観に影響を与える本があったり、小説でも思考を広げる本があったりはすると思うので一概に語れませんが、要はいろんな本を読む方がいいだなあとこの頃思いました。

小難しい本は思考が偏ります。これからの時代は「共感」の時代らしいので、いろんな価値観を受容できる人間になりたいなと思います。

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