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世界は大きな波に飲み込まれていく【第三の波 1】

こんにちは〜、なんでかわかりませんが、体調壊したやうたです。はやく元気になりたい。

さて、今日は「第三の波」(アルビン・トフラー)を読んで思ったことを書いていきます。内容が広範囲に渡りすぎていて、まとめることができないので不定期に更新できればと思っています。(Amazon高すぎですね笑)

まず、今日は筆者が定義する「第三の波」とは何かを整理していきましょう。

社会の変遷を述べる言葉には、いろいろありますよね。有名どころでいえば「Society5.0」とか「VUCA」とかそうかな。それと同じで「第三の波」っていうのも、時代の変化を表す概念で、筆者がいうには時代と時代が「ぶつかり合う変化の怒涛」を比喩的に表現しているみたいです。

「第三の波」というからには、「第一」も「第二」も、もちろんあります。筆者は冒頭に、こう述べています。少し長いですが引用しますね。

人類はこれまでに、二度巨大な変化の波を知った。二度とも先行の文化と文明を拭い去り、それまでの人間には想像できない新しい生活の戸を開いた。第一の波つまり農業革命は完成するのに数千年かかった第二の波、産業文明の興隆は、わずか三百年で済んだ。今日、歴史はさらに加速した。第三の波が歴史を洗い、波が消えるのには数十年もかからないかもしれない。いずれにしても、この衝撃的な瞬間に地球に住み合わせたわれわれは、死ぬまでに第三の波を頭からかぶることになるはずである。

めちゃくちゃ簡単に言うと、以下の通りです。

「第一の波」…農業を中心とした社会
「第二の波」…工業化社会
「第三の波」…情報化社会

これらの波は順番に起こるわけではありません。第一の波がまだ残っている間に産業革命が起きて、第二の波がものすごいスピードで世界を飲み始めました。だから、狩猟採集文化の国がいきなり、農業化と工業化が訪れた地域もありました。そして、第三の波がいま先進国を中心にあらゆる国を飲みこうとしています。

「農業化された生活」から「工業化された生活」へと変化した時をイメージしてもらえればわかりやすいかもしれませんが、生活様式は波が生じるたびに一新されます。

工業化社会の特徴は、「規格化」「分業化」「同時化」「集中化」「極大化」「中央集権化」です。
一方、情報化社会の特徴は、「個性化」「総合化」「非同時化」「分散化」「適正規模化」「地方分権化」です。

ま、今までの世界とは正反対の世界になるよってことです。でも、考えてみるとコロナの影響でこの情報化社会への移行がより促進されたと思いませんか?特に学校教育において、「個性化」「非同時化」「分散化」が生じていることは明らかです。

第三の波に荒がっても無駄です。社会が、世界が、その波に飲み込まれるのだから。コロナが終わったら元どおりになるはずだ。今を耐え凌ごうと考えるのはよくないですね〜。

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