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ブルー・オーシャン戦略とは?【ブルー・オーシャン戦略 1】

こんにちは。やうたです。久しぶりにがっつりした経営学の本を読みました。今日から何日間か「ブルー・オーシャン戦略」(W・チャン・キム+レネ・モボルニュ)を読んで思ったことを書いていこうと思います。

経営学の本を読む理由は、今の社会がなにを求めているのかを知ったうえで、教育を語りたいと思っているからです。要所要所で、教育と関連させて、考えを書いていきますね。

さて、まず「ブルーオーシャン」ってなんやねん、ってなりますよね。対比される概念として、「レッドオーシャン」があります。簡単に説明すると、こんな感じです。

「レッドオーシャン」…血みどろの競争。価格競争・技術向上などをし続けなければ、生き残れない市場空間。
「ブルーオーシャン」…競争がなく、一人勝ち。新規需要に満ちた。高成長と高収益が見込める市場空間。

現在のビジネスモデルで多いのは、「レッドオーシャン」の中で「どう競争に打ち勝つか?」ということを考えることが多いですが、「ブルーオーシャン戦略」はそもそも競争をしたり、新しいイノベーションを起こしたりするんじゃなくて、戦略を「ずらそう」というものです。

誤解しがちなのは、異なる業界に進出するという意味合いやニッチ産業的な隙間を埋めるという意味合いはありません。そうではなくて、同じ業界の中で、いかに多くの顧客を取り込んでいくかということが重要視されます。

具体例も豊富に提示されており、
例えば、眼鏡業界のJINSは、「JINS PC」で「眼鏡は視力が悪くない人のためのものでもある。」という戦略を描き出し、従来の「眼鏡は視力の悪い人のためのもの」という市場の境界を引き直しました。

また、散髪業界のQBハウスは散髪につきものだったシャンプーやマッサージを省くことで、10分1000円のヘアカット専門店という市場を作り出しました。重要視された価値観は「時短」「便利な立地」「安さ」です。

じゃあ、いまの教育業界はどうでしょうか?

多くの学校では「生徒指導」「部活動」「授業(教科教育)」に価値基準のウェイトが置かれている気がしますが、他にも「クラス経営」「子どもとの関係作り」「保護者対応」「分掌の仕事」「会計業務」などなど、必要とされていることは多いですよね。

でも、その既存の価値観をずらしにかかっている学校もあります。麹町中学校とか、桜丘中学校とかそうですけど、その筆頭はN高などの広域通信制の学校です。そこで重要視されている価値観は、「多様な学びによる個別最適化された学習環境」でしょうか。(少し長いですね笑)

そうすることで、既存の学校システムでは輝けなかった子をターゲットにしています。例えば、中学生ブロガーのキメラゴンさんなんかも、中学校に行ってなかったはずだけど、N高に通う予定ですよね。

今日は、簡単に「ブルーオーシャン戦略」って何?ということを書いていみました。

このあと「現状の分析方法」「戦略の考え方」「実行するときの注意点」を書いていこうかなと思っています。明日からも、またボチボチと書いていきます。どうぞお付き合いください。

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