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徒然想

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日々、なんとなく思ったことを取り止めもなく書いていくよ
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#読書感想文

大人も子どもも大事なことは?【いい子に育てると犯罪者になります 2】

大人も子どもも大事なことは?【いい子に育てると犯罪者になります 2】

前回の記事で「抑圧」は、自分を押し殺すことであり、自分の感情に蓋をするとよく無いよということを書きました。それは最悪の場合、自殺や殺人につながりうるということを書きました。タイトルにもある通り、「いい子」はもちろんのこと、筆者は「いい大人」であろうとすることも問題だと言います。

例えば、男女の関係において不和の原因は男も女もどちらもわるいと言われますが、基本的には男性が悪いと筆者言います。性別的

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いい我慢とわるい我慢の違い【いい子に育てると犯罪者になります】

いい我慢とわるい我慢の違い【いい子に育てると犯罪者になります】

みなさん、「我慢」ってしたことありますよね。ていうか、毎日我慢してるよっていう人の方が多いかなと思います。僕もいろいろなことを日々我慢している気がします。部活動のこととか、仕事のこととか、人間関係のこととか。本当にいろいろと。この頃ストレスめっちゃ溜まるんですよね〜。

で、この「溜め込む」こそが「わるい我慢」なんです。「いい子に育てると犯罪者になります」という、なかなか刺激的なタイトルの本を読む

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言葉かけの中にある願い【『学び合い』を成功させる教師の言葉かけ】

言葉かけの中にある願い【『学び合い』を成功させる教師の言葉かけ】

『学び合い』では、「一人も見捨てない」を語り続けますが、もちろんそればっかり言っていても、よくわからないし、よく伝わらない。

じゃあ、具体的にどんな言葉を使えばいいのかをまとめてくれているのが「『学び合い』を成功させる教師の言葉かけ」です。『学び合い』を始めようと思っている人におすすめの本です。構成は初めの1週間、最初の3ヶ月、3ヶ月以降で分けられていて、その時々で起こる問題について、その解決策

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寂しさは忘れるものではなくて、付き合うもの【ステップ】

寂しさは忘れるものではなくて、付き合うもの【ステップ】

こんばんは、10時間部活で拘束されたので、空き時間に小説1冊読み終えてしまったやうたです。

そんな空き時間を活用して読んだのが、「ステップ」(重松清)という本です。今までにも重松清は読もうと思って買ったことはあるんですけど、読み終えたことがなかったので、初めて読了した重松小説になりました。

あんまりネタバレするのもよくないので詳しくは書きませんが、テーマは「寂しさとどう向き合うか」だと思いまし

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「個別最適化」と「つながり」を両立させる【Society5.0に向けた進路指導】

「個別最適化」と「つながり」を両立させる【Society5.0に向けた進路指導】

こんにちは、今日は友達とモーニングを食べにいって、買い物をして、読書をしてと有意義な1日を過ごしました。

さて、今日読んだ本から思ったことをさっそく書いていこうと思います。

今日読んだ本はなんと僕が高校生だった時に授業をしてくれた先生が書いた本で、未だに交流があるので、ほとんどわかっているつもりの内容だと思っていたんですが、広域通信制のことや海外進学については知らないことが多かったので面白かっ

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想像力とどう向き合うか【幸福論 アラン】

想像力とどう向き合うか【幸福論 アラン】

おはようございます、今日はアランの「幸福論」を読みました。「幸福論」って何人かの人が書いてるらしく、世界三代幸福論なるものがあるらしいです。みなさん知ってました?!

アランの「幸福論」はそのうちの1つで、あとはラッセルとヒルティっていう人が書いた「幸福論」があるらしいです。また、読んでみましょうかね。

さて、今日は「幸福論」から、想像力とどのように向き合っていくかということを書いていきたいと思

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「欲求」を創造する【非営利組織の経営 6】

「欲求」を創造する【非営利組織の経営 6】

こんばんは、やっと木曜日ですね。明日は花金!!
頑張りましょう〜

さて、今日は久しぶりに経営学の本から記事を書こうと思います。「非営利組織の経営」から数節引用しながら、考えたことを書いていきます。

非営利組織は、「ニーズに奉仕する」というだけでは、十分ではない。本当に立派な非営利組織は、「欲求」を創造する。本文中では美術館が例にとられています。かつての美術館は自らを文化の保管者としており、芸術

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情報社会との付き合い方【遅いインターネット】

情報社会との付き合い方【遅いインターネット】

おはようございます、生憎の雨模様ですが、ちょっとドライブして、ユニクロで夏っぽい靴下でも買おうかと思っているやうたです。

さて、今日は「遅いインターネット」(宇野常寛)を読んで思ったことを書きます。

ほとんどの方が、コロナの影響でインターネット環境を通じてでしか、他者と関わる、関わらざるを得ないという時間を普段よりも多く過ごしていると思います。

例えば、Twitterでタイムラインを流し読ん

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「自己受容」と「自己肯定」の違い(アドラー心理学)

「自己受容」と「自己肯定」の違い(アドラー心理学)

おはようございます!さて、今日も「アドラー心理学」について、特に重要概念である「共同体感覚」を理解するための一部である「自己受容」について書きます。

共同体感覚とは、自己への執着を他者への関心に切り替え、共同体に貢献できているんだという感覚を持つことです。難しいですが、手ほどきとして、まず「自己受容」の理解が必要になります。

「自己受容」とは、ありのままの自分を認めてあげることです。僕たちは「

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「3つの絆」という概念(アドラー心理学)

「3つの絆」という概念(アドラー心理学)

シンプルなタイトルにしました、はい。最近は自分が過去にインプットしたものを頭の中で反芻し、再度アウトプットすることを大事にしています。

今日は、悩みは全て対人関係から生じるというアドラー心理学の考え方から、「3つの絆」という概念を引用し、関係性の種類について書きたいと思います。

先日の記事で、アドラー心理学でいう「課題の分離」の話をしました。簡単にいうと、人は誰しもが他者の期待を背負って生きて

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「分離」という考え方

「分離」という考え方

こんにちは、今日から久しぶりに授業が始まったんですけど、うまく口が回らなくて、毎日喋るって大事なんだなと思ったやうたです。

さて、今日は「分離」して考えるということを自戒の念を込めて書きたいと思います。最近ですが、どうやら、どのような人間関係においても「分離」という考え方は必要らしい、ということを感じるようになりました。

先日、記事で書いた「愛」についても、絶対的に必要なものの中に「絶対分離的

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教員の自己犠牲は「愛」と呼べるか【愛 2】

教員の自己犠牲は「愛」と呼べるか【愛 2】

こんにちは、今週からぼちぼちと分散登校が始まって、6月から通常営業に戻っていくそうですが、果たしてそんなにうまくいくかなと思っているやうたです。また、休校に入ることを前提に行動しないといけないですね。

さて、今日は以前にも一度記事にした「愛」(苫野一徳)から、「自己犠牲」について考えようと思っています。

教員は「自己犠牲」を求められる職業だと思います。その状態がいいのか、悪いのかはさておき、実

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これからはどの産業に着目すべきか【第三の波 2】

これからはどの産業に着目すべきか【第三の波 2】

こんにちは、よき日々が続いていますが、黄砂で車が毎日汚れるので萎えているやうたです。

さて、今日は以前の記事で取りあげた「第三の波」を読んで思ったこと、特に「エネルギー」と「科学産業」について書きます。(「第三の波」の定義については下記参照ください)

今までの工業化社会は、膨大なエネルギーを使って、目覚ましい科学技術の発展を遂げました。膨大なエネルギーを使うことを前提としているので、既存の石油

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世界は大きな波に飲み込まれていく【第三の波 1】

世界は大きな波に飲み込まれていく【第三の波 1】

こんにちは〜、なんでかわかりませんが、体調壊したやうたです。はやく元気になりたい。

さて、今日は「第三の波」(アルビン・トフラー)を読んで思ったことを書いていきます。内容が広範囲に渡りすぎていて、まとめることができないので不定期に更新できればと思っています。(Amazon高すぎですね笑)

まず、今日は筆者が定義する「第三の波」とは何かを整理していきましょう。

社会の変遷を述べる言葉には、いろ

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